Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

マンションか戸建か?

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 田舎ならともかく、都会ではマンション建設が急ピッチだ。東京オリンピックを前にして民泊制度が後押した形だ。どちらが良いかは立地や地価、病院、学校、駅など近隣施設の充実度や周辺環境によってもマンション派か戸建て派かに意見が分かれる。

 

 戸建であれば、ご近所付き合いもあるし、庭の手入れや屋根の葺き替え、モルタルの防水加工など自前で手当てしなくてはならない。それに高齢になった際の二階の扱いに困るのだ。階段の昇降が億劫になり始めてくると、二階の座布団や暖房器の階下への運搬するのも掃除するのも手間がかかる。

 

   信州松本に住んでいた義母は、晩年独り身になって人手が借りられず、階段上からよく物を投げていた。たまに帰郷して二階の様子をきくと。「ここ一年、二階はどうなっているか判らない」と云っていた。

 

 戸建は、気兼ねなく棲めて、造作も思うようにできて、快適さは確かにある。でもメンテナンスのことを考えるとマンションの修繕積立金に利がありそうだ。我が家のマンションバリアフリーオール電化車いすで寝室まで行けて火事の心配もドロボーが入る心配もない。

 

 家の手入れも楽しいのだが、空き家となった実家の手入れを考えるとちょっと気が惹ける。 誰かに貸すのも厭だが、水道光熱費の基本料金に始まり、この先の固定資産税の支払いを考えると頭が痛い。いっそのこと行政代執行を認めた「空き家対策特別措置法」を適用して貰って強制的に家屋を撤去してもらいたい気分だ。そうすれば、重い気も晴れる。さて、あなたはどっち派?

 

(今日のおまけ)

 会社を辞める一年前は屈辱に満ちた時間だった。周囲の態度は上も下も冷ややかで冷遇された。一気に辞める手もあったが、女房の一言に思いとどまった。「(会社に)行ってりゃお金になるんでしょ!」。だが、それも束の間、引き時や潮時も考えずスグに社を辞めた。この年なって辛酸を舐めさせられ、沽券を奪われ、どうしようもない複雑な気持ちだった。男子の本懐は、いくらカネを積まれてもそう簡単には渡せなかった。

 

 捨て台詞と厭味の一言でもいってやろうかと思ったが、それも大人気ないと諦め、辞職まで寡黙を通し続けた。そんなこともあって今は殆どその会社の人との親交はない。何のための、誰のための仕事だったのか?40年以上勤め上げたこの組織から得るものは何一つなかった。

 

   そして、今では山仲間、走り仲間や呑み仲間、それに孫と会うのが唯一の楽しみとなった。