Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

鰻美味し

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 「うなぎおいし、かの山、小鮒釣りしかの川・・(^^♪」ではないが、ウナギは本当に美味しいと思う。今年は7月25日の土用の丑の日に続いて8月6日も二の丑の日だ。稚魚の豊漁もあって、価格は昨年から比べても1割ほど安く、商戦も活況だ。でも、ウナギや柳川といったヌルヌル系が苦手な人も多い。

 

 尤も中国産ウナギは、汚染度も高く、肉厚にするために成長ホルモン剤を多用している。これを常食すると女性や子供にも髭が生え、乳が張るといったことも聞こえて来る。とくに弁当チェーン店のウナギは注意した方がいい。少なくとも子供には食べさせない方が良さそうだ。

 

 さて、日本国内でも鰻を食さない地域もある、岐阜の郡上市美並町だ。諸説あるが鰻が鬼退治に一役買ったとして、鰻を神様の使いとして今でも崇めているそうだ。似たような話は山梨の北杜市武川町の山高地区にもあって、ここでは「鰻を食べると目が潰れる」といった言い伝えもあるが、「女神を助けた」との伝説もある。

 

 どうやら、よくよく考えてみると、旨くておいしいこの鰻を独り占めせんがために、いろいろと尾ひれをつけて、なるべく多くの人の口に入らぬように喧伝したのかも知れない。

 

(今日のおまけ)

   鰻の名店をいくつか知っているが、マツタケと同じでその店は知る人ぞ知る隠れた名店。まず、そうした店の特徴は、お客から注文を受けてから鰻を捌き、炭火でじっくり焼くものだから、注文してから1時間以上待たされる。それに、開店時間が遅く11時半開店しても数に限りがあるものだから2時過ぎには閉店となる。

 

 さらにこうした店は、ガイドブックや情報誌にも掲載されておらず、店前に看板も出ていない。ある時、その店の主人が「雑誌アン・アン」の取材に一度だけ応じたことがあった。それ以来、一見客が増加し味も落ちた。徳兵衛が知る店もだんだん減ってきた。

 

 最後に豆知識を2つほど。ウナギは人肉魚ともいわれ肉をも喰う。したがって、四万十川のウナギなど水が清らかで肉食魚には向かないウナギは鰻らしからぬ淡泊な味で通には向かない。

 

    また、北海道の方々を内地でお迎えするときは、肉や魚の味には精通し、食べ飽きているから「鰻懐石」でオ・モ・テ・ナ・シをすると、結構喜ばれる。北海道で鰻を食べる食文化はほとんどない。それが証拠に札幌界隈で鰻屋を見つけるのは至難の業だ。