Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

クラッチ

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 高齢者の自動車運転事故が後を絶たない。その昔、80歳過ぎの亡くなった親父と喧嘩しながら「運転免許証」を取り上げた。「俺から趣味を奪うのか!」と口論になったが、最後は親父が折れた。可哀そうな気もしたが事故を起こしてからでは遅いと言い含めて免許を返上した。

 

 当方もそうだが、親父の世代も自動車免許はコラムシフトでの運転試験だった。クラッチ、アクセル、ブレーキとペダルが3つ並んでいて、クラッチを切ればいくらアクセルをふかしても車は前に進まなかった。ところが、今や車はほとんどがオートマチック。ペダルはブレーキとアクセルしかない。1,2,3と覚えていたペダルが2つしかない。お年寄りは若い時にワルツのリズムで運転を体で覚えていたものだから、慌てると、ペダルがどちらか解らず、ツービートで思い切ってアクセル踏んでしまい大事故となる。いつでもリズムは大切だ。

 

 ロー、セコンド、サード、ファースとクラッチを滑らせながらの運転。徳兵衛も教習所で坂上の踏切想定の練習コースで難儀したことを思い出す。自分の人生は今、ギアは何処に入っているのか。ローなのか、セコンドなのか。それともニュートラルなのか。バックなのかもしれない。でも、年を取ってずっとクラッチを切っているものだから、いくらアクセルを踏んでも車は一向に動かない。困ったものだ。

 

(今日のおまけ)

 サークルも、自治会も、地域も、組織も、会社も、地方も、国も矮小化して誰もかも声を出さないまま主張をしない。法務大臣がまともに国会答弁できないものを国民に理解しろとは無謀な話だが、こんな話はどこそこにある。共謀罪を花見に例えて「片手に弁当とビールを持てば花見。」、「片手に地図と双眼鏡を持っていれば共謀罪。」、これが答弁だ。おちおち望遠鏡とマップを持ってバードウォッチングにも行けない時代となった