引っ越しのサカイは、「勉強しまっせ引越のサカイ」や「サカイ、安い、仕事キッチリ」、行政処分を受けた際にはそれを逆手に取った「いちから勉強やり直し」などのキャッチコピー一世を風靡した。
時にお国はというと、時短営業や休業補償のバラマキと影響を受ける業者の拡大解釈。当初は飲食業だけかと思っていたら、農業、漁業に始まり、タクシー会社や旅行業や宿泊業者までもが自粛要請の対象となる。
こうした一貫性のない場当たり的な仕事をしているから、信用も信頼も産まれない。しばらくすれば期限は無期限、各業種から手が上がり対象業種の裾野は拡大、緊急事態宣言の乱発と、税金のばら撒き、財源の枯渇に失業倒産の著増。
そんななか、当方は空き家の手入れを地元市のシルバー人材センターにお願いしている。襖や障子紙の張り替え、それに庭の雑草の除草や植木の剪定まで意外と使い勝手がいい。
ただ、人材会員を指名すると、作業が遅れる。つまり腕の良い、人気のある、仕事が丁寧な人材ほどお呼びがかかる。昨年11月に依頼した庭木の剪定作業が、ようやく来月に決まった。
現役、OBや老練に限らず、仕事が丁寧。仕上げの見栄えがいい。スピーデイーで手際がいい。こうした職人は引く手あまただ。会社員に限らず組織人もそうだが仕事がキッチリでコスパの良いことこそが実力、魅力といえよう。
危機管理、意識のないバラマキと真逆の罰金・罰則適用。何の手立てもない国策・政策と崩壊どころか壊滅に近い医療現場。
皮肉なコントラストだ、何処でもだれでも「シゴトキッチリ!」する人は愛される。