Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

今年の新流行語大賞

 

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 言葉がこれほどまでに軽ろんじられたことがあっただろうか。政治屋はもとより、ガキまでもがそれを弄んでいるような風潮は実によろしくない。「専門家会議の内容はしっかりと記録を残したいと思う。(西村担当大臣)」、「思うのであって、記録を残すとは言ってはいない。」政府に都合の悪いことは隠す、なかったことにするか、人のせいにするのはガキの言い訳以下の今どきの流行りことば。

 

     極めつけは二の句。「この事実を真摯に受け止めその全ての責任は私にある」といいながら一度も責任を執ったことがない安倍総理大臣)。こうなると戦後最悪の首相を国民が担ぎ上げていること自体が気になる。いま、官邸では吉村府知事や小池都知事の名前は囲みの会見でも二方の名前を絶対に出さないようにとのご法度が出されているらしい。


    なぜなら、彼らの名前を一度でも出すと途端に内閣支持率が低下、政権が失速する可能性があるからだという。

 

    さて、政治に限らず、プロ野球の世界でも同じこと。巨人は今月3日に、坂本勇人と大城卓らの三選手がチャンコロウィルスに感染していたことを発表。これによって、西武との練習試合も急きょ中止されたものの、この発表が実に奇妙だ。検査結果は遅れに遅れ、最終的に両選手ともウイルスの遺伝子量は微量で、正常値ギリギリの『微陽性』に当たるとの報道。IgG抗体を持っていたことから、ヨミウリ新聞のお抱え専門家は、快復した後にかなりの時間が経っていると、つまらぬ言い訳をした。

 

    一体「微(ビ)陽性」とはなんじゃろうかい~のう?「擬(ギ)陽性」や「ビヨンセ」なら分かる。でも、これって、「限りなくシロに近い黒」とか「シロではないがオフホワイト」と云っているようなものだ。そうみると世の中には結構、いい加減な言葉使いやマヤカシが氾濫していることが良く解る。例えば、「微炭酸」、「微熟女」とか「弱酸性」とか、受け手が判断に迷うことが結構多い。こうした言葉を乱用するから、問題の本質や事実が一段と分かりにくくなる。

 

    専門家(国際医療福祉大・松本哲哉主任教授)ですら、「微陽性』は通常使われる用語ではない。PCRで測定する時にウイルスの量を測ることがあっても、検出するギリギリの所を上回るくらいであっても『陽性』の判定になる。」と公言している。

 

    では、この報道のウラは何か?読売の印象操作か、本人たちに私生活がバレルことを恐れたか、それとも今季のプロ野球開幕に異論があったのか。全選手にPCR検査をしているのは12球団中、巨人とソフトバンクだけ。それがこの時期に球界の看板選手の感染が公表されるとは、何かがあったと思うのは当然だ。

 

    つまり、読売グループは、感染収束も終息も遠いとみて予防戦を張りながら身内をかばうために新語を捏造したのかもしれない 。それが故に読売新聞はこのことを一報だにしていなかった。

 

    世のマスゴミの隠蔽体質は所詮こんなもの。それとも、「微陽性」っていう造語を作って、「微陽性だから問題なくプロ野球開幕します~っー!」との業界PRなのかな。

 

     だったら、これって在日コリアや外国人でも通名を使って外国人枠を使わずに球団運営している尻抜けの構図と全く同じ、じゃんけえ・・。