Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

昔二股、今や三叉に四つ俣にも。

f:id:koushuya:20200113230331j:plain

 受診も検査も手術も、ひとつの医療機関や病院に集中させた方がいい。それができなければ無理やり紹介状を書いてもらって、なるべく受診機関をまとめたた方がよろしい。今日はアソコ、明日はコチラと、お暇なお年寄りならまだしも、受診先を分散すると現役世代の方々にとっては仕事もあるのでつらい。これに小児科などや産科が絡むとその手間暇や負担は相当なものだ。

 

 幸い、当方は意図的にチャミズの大学病院に治療を集中させた。でもいいこともあれば悪いこともある。電子カルテや受診結果は各科に共有される。食道がん手術に当たっては、歯周病との因果関係を学術的に解明したいとの見解から、モルモット同様に大学内の歯学部でオーラル検査もフル受検させられた。

 

 今回の経過観察検査もあれもこれもの受診も同日に集中させた。あさイチから血液検査に造影剤によるCT検査。午後からは、糖分泌外来の受診だった。検査には事前に同意書が必要となる。既往症のほか服用している薬などもつぶさに申告しなければならない。

 

 ところが、三か月前にS女医の内科医に処方してもらった薬をよく見ると、食前に服用との断り書きがしっかりと書いてあった。でもこの間、ずーとこのお薬、食後に服用していたのだ。そのうえ、年末年始、お屠蘇を呑み過ぎたと自己申告して保険を掛けながら、検査結果が増悪しているのは覚悟の上だった。

 

  それでも検査結果は思いのほか改善に。過去のインシュリン治療は回避できたことに思わずS女医の前で大声で「バンンザイ、バンンザイ!」の三唱連呼。糖分泌科に限らず頭頸部外科や本命の食外科も当病院での一日がかりの受診が続く。

 

    糖分泌外来のS女医の受診が終わり、食外受診の折、昨日前出のN主治医から「読影画像の妙なところに矢印が写っている」とのご指摘。当医師から「お屠蘇の呑みすぎではないのか?」との妙なお言葉。先ほど受けたばかりのS女医との会話がすでにカルテに書き込まれていて、それが受診科を跨ぎリアルに共有化されていたのだ。

 

 S女医との面談では、予防線を張るつもりで、誤服用に年末・年始の呑みすぎを釈明したつもりだったが、すでにこの院内では当方の個人(インンセティブ)情報は会話の一言、ひと言までもが共有されてしまっている。なんともおっかねえ話しだ。これが、いいのか、悪いのか?三叉受診が四股、五つ俣と増えないことを願う限ばかりだが、こればかりは自分ではどうしようもならない。

 

 先日の造影剤注入のCT検査では「がん」の再発、遠隔転移も見られず、事なきを得たが半年後には本格的な生検(バイオプシー)と精密検査が待っている。

 

 当方、学術的には貴重な標本のようだが、おっかねえ話はこれから先もずーと続きそうだ。