Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

余程に見かねたのかナ?

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 ヤフオクかアマポチかと迷う男のコダワリ、男の小道具をテーマにブログを載せようとした。そんな矢先、呑んだ暮れの世界に、とうとう家内が当方の体調を心配してか、堪忍袋の緒が切れたのか、妙な新聞広告記事の切り抜きを突然目の前に差し出して来た。

 

 町田庚の新刊本を案内した「しらふで生きる」だ。作家のご当人は三十年間、毎日毎日休むことなく酒を呑み続けた芥川賞受賞の作家だ。その彼が四年も前から酒を一滴も飲んでないという。何が起き、どうしたのか、何故なのか、それを赤裸々に綴った新刊本で、たちまち増刷、増刷の勢いだ。

 

 と云うことは、酒飲みに関するご当人や家族の思いが、購読者数を大幅に伸ばしている要因なのだろうと身勝手に推測。要は、この世には懲りない呑み助連中が有象無象にいるってこと?作家のご当人曰く、「人生の淋しさと短さを、酒で紛らしてはいけない」のだと指摘する。

 

 「酔い」という短絡的な方法で、余裕やゆとりを失くすことが生きる本質なのかと、読者らに問う。ユルリと歩み、草の匂いや雨を感じなくて、それでいいのかと畳みかける。「酔う」という、そんなちっぽけな時間と引き換えに、生き急いで大事な人生を味わなくていいのかと疑問を投げかける。

酒呑みにはオヤジの小言のようなことに逃げていては人生を駄目だしすると指弾する。キッカケはなにかと見出しだけでは判然としない。強烈な動機やモチベーションがなければ断酒なぞ到底無理だ。

 

 急ぎ、見落とし、見過ごすような、そんな生き方に対して、警鐘し自省を求める。それは「死を恐れるあまりの気持ちがそうさ(酔わ)せている」だともいう。この作家、ほかにも人生訓のような真情を書いている。この本ヤフオクでも買えるが、アマゾンでも中古品なら安く手に入る。しばらく経てば、単価1,500円の書籍が中古品で半額にはなるだろう。安易にセンセーションやブームにのってはいけない。これ鉄則ね!!

 

 昨日は、確定申告用紙配布の初日。隣町の税務署まで徒歩で往復した。いいのか悪いのか、そんな中、家内から戴いた新聞広告をみながら、ツラツラと色々と考えながら・・・額に汗かき歩いた。

 

 同日、山梨県出身の平野美宇東京オリンピックの卓球代表の三番枠に選出された。そのニュースを見ながら、少しは自省しながら禁酒、節酒に挑もうかと思う次第。「がん」にも懲りずに「酒を辞める」とは言わず呑み続ける徳兵衛でした!!一昨日の悶えながらあんなにも苦しんだことを、もう忘れているようだ。