Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

やさしい経済学(おカネの理論2-2)

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    今日のようにINTネットや通信が発達すると、相手の苦痛や悲しみなどを感ずることなくカネを略取することが簡単に出来てしまう。「オレオレ詐欺」もそうだが、年寄りのなけなしの金をだまし取るのは、極めて卑劣で巧妙な犯罪だ。だが、そんな奴らにも多少は良心の呵責に堪えかねて「スマン」と思いながらも犯罪に手を染めているのかと慮りたい。だが、そんなことをいっては「甘いっの~!」とご批判されるかもしれない。

 

    カネが絡んでいる以上、何事も綺麗ごとでは済まないだろう。時として、その金は生活水準を上げ文化や芸術を創造したりもする。その昔、高度経済成長の時期には生活底上げをすべく「所得倍増計画」とかいっちゃて、「一億総中流」まがいの富裕意識が総国民に走った。だから、当時、車やテレビ、冷蔵やクーラーなどもバンバン売れに売れた。それににわか芸術家や評論家が続出した。

 

    ことあろう、その金の源泉は、国内の企業活動や貿易であって貿易大国の日本が輸出で世界中から金を集め、そのカネを国内に循環させたのだ。その結果、八百屋だろうがパチンコ(朝鮮玉入れ)屋だろうが、何屋だろうが国中にカネは余るに余ってジャブジャブの世界となった。やがてその金ば不動産、株式、絵画やペットにまでに及んで、最後には投機目的で米国象徴のロックフェラービルまで買収することになった。いわゆる「バブルの時代」には、国民がこぞって踊り跳ね、カネの亡者と化し皆がみんな「成り金」となった。

 

 今や国家防衛も安全保障も、医療も、老後も全て「カネ」で片付けられるご時世。血や汗を流さなくても、竹ヤリを敵機に向けて「一億火の玉、皇国ニッポン!万歳!!」を叫けばずとも、アメリカさんがわが国を守ってくれる。かの国の例を見るまでもなく、タカリのように「謝罪と賠償!」を際限なく繰り返せば多少なりともおカネは手に入る。誠に持っておカネとは都合のいいものだ。

 

     案の定、そうしたアメちゃんもバカではないない、駐留米軍経費の引き上げを各国に求め出した。カネさえ手に入れば米国は敢えて戦争や紛争処理に介入しなくとも、易々と世界中の「富」が手中に出来る。流石、ビジネスマンたる「へそ曲がりのトランプマン」の商業的発想だ。

 

    さて、ここでお話を個人レベルに落とすが、先ほども申しあげたとおり、おカネは反面、便利さや生活の質、防犯対策や安全・安心を買うこともできる。例えば、わが家は武蔵小杉で悪評名高いタワマン類の「オール電化」戸建の家。煮炊きや風呂に至るまで全て(夜間)電力を活用している。でも、料理はガスや炭火の直火でがないが故にマズイうえ、囲炉裏端を囲んでの談話もなく殺風景な雰囲気が拡がっている。

 

    さわさりなん、反面、よく考えれば、掘りごたつや練炭による一酸化中毒もなければ、失火や火災の心配もない。こうしたこと、高齢者夫婦世帯にとってはまんざら悪くもないのだ。そうした中で一番喜んでいるのはカネの代償として親の面倒を看なければならない子供たちかも知れない・・・。

 

    このところ急に寒くなって、年寄りにとってはホットカーペットや床暖房だけでは到底この寒さに身が持たない。今週末には電気炬燵を建てることにしよう~っと!