Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

三文芝居に生活の知恵

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 インバウンドや一時的ではなく定着、定住者がいなければ、最終的にはパイの奪い合いとなる。経済や街の活性化に集客や耳目を集めようと、メデイア、話題や政治は相変わらず提案ばかりで、「ふるさと創生」然り、効果的な具体策は一向に出てこない。外人頼みもいいが所詮、一時の賑わいでしかない。若い人や子供が右肩上がりに増加し、人口の絶対母数が増えないと抜本的な解決策にはならない。究極の課題解消は移民・難民の積極的な受け入れに舵を切るかだ。

 

 ところで、本日掲載した写真をよくよくご覧あれ。どちらもチェーン量販店で、客が店に足を運ばなければ売り上げが伸びない。例えば、ご覧のドンキホーテの番号くじ付き抽選券は、一定の期間に1,500円ごとの商品お買い上げに1枚戴ける。

 

 ここに隠れた販売戦略がある。1等から末等(5等)まで、当選金は1万円から10円までのお買物券だ。それに、抽選日が2~3日ごとに抽選が行われる。つまり、1週間から10日間一定の来店客が見込めるのだ。当たっても当たらなくても、店にくればお客は、買いたいものがなくてもデイスカウント商品や目玉商品を手にする。すなわち来店客数と売上げ確保を狙う両仕掛けだ。しかも、デスカウント商品は型落ちか大量仕入れ商品だ。だから抽選券を使って処分できれば、不良在庫品も一掃だ。チケット一枚で一石四鳥なのだ。

 

 さすがに生き残る会社は、こうした知恵と仕掛けで、限られたパイを奪う。

 だが、そこに出向く当方にも、店に行くからには対抗策がある。まず、この店で1,500円以上の商品を購入するは無理だ。その上、一枚だけの抽選券を持って末等狙いに店に再び出かけるのも億劫でメンドイ。

 

   そこで、まずは1,500円程度のお買い物をしてレジで精算。何気にレシートをわざとゴミ箱に捨てる。それを探すフリをしながら箱を漁ると、あるわ、有るわ、一挙に5、6枚の抽選券があるのだ。ゴミ箱をお客に塞がれたら「チト、すいませんレシートと抽選券を間違えて一緒に捨ててしまいまして・・失礼しま。」とでもいってお断りをしてからゴミ箱をチェックする。その後に「あった、あった!」ともいえば演出効果は抜群。

 

    そして、これがキモ。1回目の抽選で10円の末等が当たってもスルーするのだ。末等でも当選すると抽選券と交換だ。我慢して3回目の抽選日まで待つのだ。案の定初回にあたった抽選チケットが5千円の買い物券に化けた。

 

    この手法、イトーヨーカ堂での「千円以上のお買い物で1時間の駐車が無料!」が元ネタ。このフレコミで、千円の買い物に百円足りずダストボックスから数百円のレシート拾って無料駐車券をゲットしたのがヒント。年中無給(休)の年金受給生活者にとっての、「ささやかな生活の知恵」だ。残念ながらJ1昇格を賭けた昨日のVF甲府は1ー1で徳島と分けた。