Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

ビニョウは便尿か、微妙か?

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  「ナサケナシ」、看護、介護は華なのか?何時までも若いと思っていたら、トイレに間にあわず失禁、それに便意があっても遥か前に脱糞。こんな経験談を語れるのは還暦も過ぎたころの古希前後のお年寄りに多い。ご当人は意識なくても、「モヨヲシ」を感じた時には、時すでにオソシ!パンツの前は濡れているは、尻の周りはクソだらけ!

 

    若い時はそんなこともあったが、通勤電車の中でも我慢が利いた。でも、今や「持ったナシ!」、「マチがあった!」と思っても前も後も大分漏れている。家人に隠れて、そっと下着を洗濯機に入れて、早々と廻す。訝る家人に本音は云えず、こっそりと対処する。

 

   ドライは、マウス、アイにスキン。尤も、夫婦愛などは、随分昔からドライ・ラブだったので未練はないが、ウエットで濡れるのは自意識がないだけにドライ以上に困惑し始末に悪い。つい10年ほど前には、尿意を催しても十分に間に合った。でも、最近は、間に合ったと思った瞬間、ビタビタ・・と。

 

   便意もそうだが、セーフと思いきや下着に脱糞。これじゃ、子供や孫たちに「これが、真の親父、爺だ!と虚勢を張る」のも憚れる。でもね、反射神経というか、尿意と云うか、便意というか、加齢とともに少しずつ、生殖、生体反応が遅れてしまい、便所に入った時にはトキすでにオソシ。

 

    この歳になると失禁、脱糞は日常茶飲み友達。隠れて洗濯機を廻すのも日常生活。くどいようだが、女房にバレルと、ひと悶着、これまで下着を幾つ捨て、内緒で洗濯したのやら・・?

 

   これを読んでいるみなさんにとっては、笑い話のように聞こえるが、この話には後がある。痴呆や認知症が進むと清濁なぞ、お構いなし。徘徊して、側溝で倒れて行方不明になるわ、ベッドの上で自らの脱糞したクソを口にシタリ、と、本人は分からないが認知症患者のお世話や介護の現実は想像を絶する。

 

    一番に困るのは、ご病気と云えども、ご自身、ご当人に全く、認識も意識もないことだ。親戚の叔父も行方知れずとなってバイパスの側溝で倒れ、警察からの連絡で泥だらけの姿で見つかったこともあった。それを意識したせいか、それから、地元のご近所で多くの徘徊老人を注意するようにもなった

 

   ご本人の手が届かないように、徘徊するボケ老人の上着の手が届かない背中に住所、氏名、連絡先が縫い付けてある。そして最後に一言「危害は加え得ませんので、何かございましたら、緊急連絡先☎番号〇○までご連絡ください。」とある。こんな世界はズーと未来の話かと思ったら、そうでもないようだ!!昔、笑っていたが、いま現実がここにある。

 

  「今日も、前も後ろもトイレに間に合わなかった!」、これが、生きるチカラのバロメーターかもしれない。周囲に迷惑をかけないこと、それが、独り年寄りの生きていく「男の美(尻・尾)学」なのかもしれない。