Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

こいつら本物の馬鹿だ!

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  近代国家だといわれているわが国もスポーツ活動をみれば、依然としての軍隊方式。勝つためには手段を選ばず。それほどまでに日の丸や校旗が大切なのかと不思議でならない。国威、社威や校威発揚のために、ありとあらゆることが試行され、その犠牲になっているのは、生徒、学生や選手ばかりだ。

 

 クラブの監督やコーチなる輩は、現役時代は所詮三流選手で実績もなく、組織や学校側の「雇われマダム」的存在。技術を訓えるのでなければ、知恵を授けるのでもない。つまり威厳保持やその地位にしがみつくだけだ。そのために年端の行かない子供や選手に対して罵声を浴びせ、体罰や暴力を加えて絶対服従を強要させる。まあ、ガキ相手の教員や公務員、それに最近の三流政治屋などは本当の大人社会を知らないから、やるコト全てが稚拙でつまらぬ犯罪にも手を染める。

 

 そもそも指導や服従などによって、選手のスポーツ能力が向上するとは思えない。そうなると、今度はドーピングすれすれのことをやりだす。最近では有酸素能力の向上と心肺機能強化を目指して、競技前から男女を問わず陸上選手に鉄剤を輸液することも常識となっている。しかも小中学生や高校生の時代からだ。

 

 そんなにしてまで名を売り、成績を残したいのかが理解できない。勝利至上主義は下手な広告を打つより遥かに安上がりで簡単だ。人寄せのための「スポーツ推薦」、プロ野球の「巨人最強主義」や日テレの「箱根駅伝」などはスポコンドラマそのもので、いずれもその域をでない。そしてその究極は商業至上主義のオリンピックなのかもしれない。

 

 とりわけ有名高校や私立学校は、売名や募集人員の拡大を狙って進学率を競う。それに劣る学校は野球に限らずスポーツ実績に偏重する。だから、例えば山梨学院大学の上田前監督然り就任から5年に内の箱根駅伝出場を契約条件として、ケニヤから外人部隊を引っ張ってきてみたり、全国から2、3番手の高校生を地元に引き寄せたりもしている。だからこそ、各校とも宣伝・広告費不要の全国ネットの甲子園出場だけでも凌ぎを削る。

 

 「出ると負け」の松商学園高校よろしく、昨今の高校野球なぞ私立高校ばかりが常連で、全く面白味がない。これで大事な青春時代を奪われ、人間的な教育も受けられず、夏の暑さにも冬の暑さにも耐えながらひたすらグランドを走り続ける生徒たちは哀れにして無残、そして残虐に映る。

 

 いまだ、近代スポーツは封建時代のまま。これでは選手や学生は浮かばれない。頭の悪い奴らは憂き目がなく仕方なく「運動でもやるか」ということになる。いまだかつてスポーツ選手は前近代の女工小作人と同じなのだ。