Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

旦那さん「オシゴト」ですよ!

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  「戦時中、兵舎で食事を摂ろうとする兵隊はわれ先にと、カネの箸を片手に並んだものだ」。かれこれ今から40年以上も前、「三日天下の山ちゃん」ではなく同期のヤマギシ君のご尊父から聞いたお話。大陸に出征経験のあるこの親父さんが「今後20~30年後に中国は確実に超大国になる」と断言していた。御当人、戦後しばらくして所沢市内のとある軍事メーカーに就職。その後、同社の労組幹部になったらしく、見事に二番手国が米国の向こうを張ることを言い当てた。

 

    さて、師曰く「メシを喰うために並ぶ時、先頭に立っては駄目だ。一番前にいると『ワレ先に』と自我が出過ぎて、周囲の状況が判断できずに虻蜂取らずになる」とのこと。

 

   人間、誰しも腹が減ると飯盛茶碗にいち早く手を伸ばしたくなるのが心情、これが一番の落し穴になるとの訓話。先頭に立てば一番量の多い飯にありつけたかと思いきや、二、三番手は落ち着いて状況が俯瞰できるから、先頭の者より多い飯にありつけるという。

 

    クドイようだが、金メダルを取りに行けば行くほどタマはとれない。だから銀や銅でも、何でもいいと開き直ることができれば思いもよらない処で「一等賞」が手に入る。つまり、解禁初日や列の先頭に立った処で、混雑の中では欲ばかりが先行してしまい、思った獲物にありつけない。「急いては事を仕損じる」をムリクリに繋げたのが今日のお話。

 

    昨日、来年開催の東京オリンピックの競技観戦(抽選)チケットを申し込んだ。小布施の栗羊羹ならぬ「おひとりさま」30枚限定の申し込みだ。受付初日のみなさん方はネットが繋がらず難儀したようだ。今日のお話のように、それを見越して昨日あたりに申し込むと、アクセスも容易。締めて仮予約チケット申込30枚、総額23万円也が申し込めた(当選確率2割として5万円底々で「冥途の土産!」をゲット?)。

 

   ところが、この申込手続きが実に分かりにくく殊のほか面倒だった。奮闘すること半日以上。冷静になって申込確認の内容をチェックしたら、「同伴」の申し込みが「一般」になっているわ、競技種目が「水泳」のはずなのに「水球」にもなっていた。

 

   前出の親父さんの話を教訓に、冷静に手続きを進めたのに、それでも間違いだらけ。戦国時代の戦法に倣い「しんがり」を務めても取り溢しだらけ。現役時代と同じで「ご立派なお仕事」が出来なかった。でもね不幸中の幸いで「水球」なぞ意外なアナかもしれない。

 

   それでも欲しいモノは欲しい。今日は一日掛けて「申込の変更手続」に追われそう。欲ドオシイお暇な病人にとっては、久しぶりの「大仕事」になりそうだ。