Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

オー、かめサマお願い。

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    先日、天皇の代替りに伴う皇室行事「大嘗祭」で神々に供える米を作る「斎田」が栃木と京都に設けられることが決まった。決め方は「亀卜(きぼく)」と呼ばれる捕獲が禁止されている天然記念物のアオウミガメの甲羅(亀甲)を焼いて、そのひび割れの入り方で吉凶を占うらしく、この占術を使って、作付けの府県が決まったとうい訳だ。何とも呪術的な占いがこれほどまで認知されたものだということを知ると、「酔生夢死」の世界がいまだかってあることに驚かされる。

 

    いっそのこと、病気の治療、社の経営判断や政治も外交交渉もこうした「神占い」のような方法で決めた方が後腐れなく、患者、社員や国民も納得するのではないだろうに・・。

 

    さて、こうなってくると魔術、払魔師や占い師、もっといえば陰陽道陰陽師に対する興味も沸いてくる。詳しくは知らないが、陰陽道は、祟りをやり過ごし、怨霊などを寄せつけないようにする為のいわば予防接種的な呪術だという。調べる程に「縁起」とか「御縁」とか「暦」や「占星術」もマンザラ「嘘」には聞こえてこないから不思議だ。

 

    例えば「暦」を読むということは、ある意味では未来や世界を読むことに繋がり、果ては世界の動きや自然の法則を解明することだともいわれている。「陰陽五行説」などもそうした類の一種で、この手のモノは「自然法理」を解き明かすものだと説く専門家もいる。

 

    なにか、宗教を超えた不思議なオカルチィズム。真言密教なぞの原点はこんな処にあるのかもしれない。当方まだ頭はイカレテいないが、こうしたニュースを聞いただけで、冥府、来世観、死生観や冥界観が急に身近なものに感じるようになった。

 

   布教もそうだが、いつの世も「世(余)の安泰」をもたらすため、為政者は平民に怨霊や悪霊の祟りに対する恐怖心を植え付けようとする。これはゴーマニズムやアニミズムも同じことで、心理操作、幸福感や価値観のすり替えによって統治や統制を図ろうとする。現にお隣の一党独裁の大陸C国は、こうした宗教活動や布教活動を極端に厭がる。

 

   さらにお話は飛躍するが、霊媒師や教組をはじめ、心理療法師とか、心理カウンセラーとか精神分析医なる人たちは、ここら辺りのことが充分に分かっていて、恐怖心を煽ってはそこを見事に突いてくる。こうした心の絢を上手く使いながら、これをビジネスにしたのが「特殊詐欺」や「霊感商法」というわけだ。

 

    たった一つの皇室行事が、これほどまでにニュースや話題に採り上げられると否が応でも、ここに目が向き、そのことがヤケに気にかかるのも真情。もしかしてこれって神道を利しての下衆や一般庶民に対する思考、思想統制手段なんてことはあるまい・・な!

 

  「でも、ダイジョウ~ブ!!」、何故なら、こんな話を聞いたところで、オラの「亀サマ」は、ピクリともしないモンね!