Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「病は気から」は失調症?

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 「ご機嫌ヨロシク!」「体調は如何でちゅか?」などと云われたところで、何も上手くいかず好転しないことに腹が立ってしょうがない。怒った分だけ損だとは解っていても遅々として進まぬ現実にサジを投げたくなる。どうやら悪玉菌が脳に浸潤したかもしれない。

 

    このままいくのか、それとも違った未来が待っているのか?術後の生活はこれでいいのか?自己免疫力が低下すれば再発、転移は免れない。それに怯えながらこの先、生活を送らなければならないのか。喰うのも食えず、動こうにも体は動かず、声は出ず、痩せ細る体に体力は奪われ、こんな半端な格好であの世に往って来いとでもいうのか。こんなことを年柄年中考えていては、そりゃこれだけで頭もオカシクなるわな!

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 突然ですが!S42年、名門長野県立松本深志高校山岳部員の西穂岳独標の落雷遭難事故、S41年、迷門山梨県立甲府第一高等学校山岳部員の甲斐駒ヶ岳遭難、S54年、尾白川渓谷黄連谷のクライム遭難、それに驚愕のS35年、谷川岳一の倉沢宙づり遺体回収、さらに最近ではH29年、名門栃木県立大田原高校山岳部員の那須雪崩遭難事故。どれを取ってみても痛ましく、その青春の悲劇がおとぎ話のようにも見えてくる。なぜか、この5件の山岳遭難事故が今でも頭から離れない。

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    失調症だから話はアチコチに飛ぶが、池江璃花子岡村孝子の「急性白血病」。この病も難儀だ。がん化した白血病細胞が増えていき、週~月単位で進行する。しかも急性、慢性を問わず抗がん剤の使うのが標準治療だ。この治療、投与薬剤との相性が悪いと死ぬほどつらい苦しみを味わうことになる。池江選手からの発信がピタリと止まったのはそのせいだ。逐一SNSで発信するできるお馬鹿さんたちは塗炭の苦しみを知らない。そんな事がないように定期的に「腫瘍マーカー検査」を受け早めに治療すれば良いとも思うのだが・・。

 

    当方、今日は何にムキになっているかも分からないが、でもマーカーとて不完全性がある。これ、まず早期がんでは数値が上昇しないうえ、がん以外の良性疾患でも上昇する。かかりつけの医者にも云われたが、高数値でノイローゼに陥ってしまう人もいるそうだ。人間ドッグもそうだが増悪期にある悪性の病は3か月足らずで命を奪う。だったら、1か月に1度定期健康診断を受けながら「今月も無事だった!」と、毎月過すことが果たして健康的なのかは疑問だ。しかも儲かるのは医療機関だけ。梅宮辰夫の6度目のガンを引き合いに出すまでもなく、見つかったらドタバタせず治療するしかあるまい。それにしても最近、亡くなる有名人や突然病気を告白する芸能人が余りに多い。

 

 ぼつぼつ締めないと話が終わらない。先日樹木希林のDVDをご紹介したが、彼女はしばしば「あなた。自分で考えてよ」とか「そんなこと話して私に何の得があるの?」と相手を突き離す言葉をよく云い放っていた。また彼女は、生前お相手からのお土産やプレゼントを徹底して受け取らなかったのは有名な話だ。ところが、一度手にしたものは、最後の最後まで使い切ることが信条だった。人生観や死生観というものはそんなものかもしれない。

 

    最後に、自分自身に言い聞かせるために彼女の言葉をご紹介しておきたい。

 「健康な人も一度自分が、向こう側へ行くということを想像してみるといいと思うんですね。そうすると、つまんない欲だとか、金銭欲だとか、名誉欲だとか、いろんな欲がありますよね。そうしたものからね、離れていくんです」、「モノを拒否するってことは、逆にエネルギーが要るのね。だけどしていかないとね、もう片付かないの。モノは多けりゃいいというもんじゃないのね。私はモノに対して執着を捨てたときに、ただ捨てるんじゃなくて、モノの冥利も考えて、どう活かすかってことを考えることなのよね」

 

 「冥利」とは仏教用語で、仏が与える利益、恩恵のこと。人生もモノも十分に活かしきることこそが大切なのかもしれない。まだ喰えるところ(活かせる余地)は誰彼にも多少は残っている。