Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

キミ死にたもうなかれ(キミ・シリーズ2-2)!

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   一昨日は、遅ればせながらの快気祝いを頂きマスタ!びっくり仰天、オありがとうゴザイマッスル!まだまだ、本調子ではないというのに、突然、長女がお祝いの席を設けてくれた。やはり、血がつながるモノにそうして頂くのはマンザラでもない。血統とはそういうものかと改めて思う。恋人でも、愛人でも、夫婦でもそうだが、最初から最後までだれもがアカの他人の関係なのに、ひとたび子供が産まれると、それが互いにとって、かけがえのない大切な絆や至宝となる。

 

    子供のいないご関係を批判するつもりはサラサラないが、子は互いの関係を超え、さらに孫はその血を超越する。誰、彼となく、自分の命と引き換えに新たな命の芽吹きを得て、その血を残してそして親はこの世を去る。夫婦によっては、ご病気、お約束ごとや諸般の事情から子供をつくらない、子供ができないご家庭もあるだろうが、だからと云って夫婦関係が破綻しているとは限らない。また、後日に話を譲るが御夫婦以外に第三のパートナーの存在があっても円滑な関係を保っている夫婦も数多い。

 

    お食事会の世話をする家内の「震える手」にも拘わらず、生き生きとした「孫の手」を見るにつけ、次代を託す気持ちを悟ったのは、ことあろう当方ではなく娘がいち早くそれに気づいた。夫婦が齢(ヨワイ)を重ねるとは、そんなものかも知れない。

 

    当方も、ある日突然にして大病を宣告されたが、それでいて人生観はさほど大きく変わらない。宣告を受けた多くの人々が悔やみ、思い悩み、落ち込み、自分の運命に苛立ちを覚える。でも、よく考えれば誰にしてもそんな日が、いつかは訪れる。だからこそ、だれもが今日を精一杯生き抜いて欲しいと思う。

 

    がんを患った者にしか分からない「再発」と「転移」。明日をも知れない恐怖に怯えながらも懸命に生きることができるのは、生命力あふれる子供や孫、それに今の若い人達の命を見ているからだ。だからこそ、いまここに彼らに未来と夢が託せる。若く病魔に倒れた若者、現実を悔やんで自らの命を絶った幼き子供たち。出來得ればそんなに「命」を粗末に、無駄にして欲しくはない。

 

    何をしても、何をしなくても、いずれやがて向こうから「お迎え」は来る。粗末にするな、その命、生きたいと思う命は、その命以上にある。キミには夢多き未来と偉大な将来が待っている「君、死にたもうなかれ!!」

 

    これまでに何人ものこの上なき親しき者が当方の目前で自死した。これに対して、何もできなかった自分を今さらながらに悔いる。これ以上、もう誰も送りたくはない。