Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

であい、ふれあい、いじくり先生

f:id:koushuya:20190406025002j:plain

 今度はチャミズの大学病院での治療、処置。当方も手慣れたもので、会社勤めのようなものだ。定刻に家を出ていつもの電車に乗って病院着。その間、新聞を読んだりメモを整理したりと、結構時間は潰せる。

 

 受付手順は心得たもので、診察カードを端末にかざして、ピツ!ピッピー!して、中央検査室へ一目散に、まずは採尿・採血と。検査結果は30分もすると出るので、そこらの病院や開業医とは大違い。それを踏まえ予約時刻前に糖尿病外来に出向く。

 

 案の定、診察結果は食事が摂れないことによる質の悪い血糖低下。ナトリウム欠症、ケトン体やたんぱく尿までもが出現。検査結果を見るまでもなく、やはり、食べ物を経口摂取しないとあらゆるところで素直に体は反応する。そりゃ、ピークに80㎏にもなった体重が50㎏を切りそうなくらいまで痩せりゃ、そんなことにもなるわな!因みに体重が40㎏を切ったらどんな病状でも「死」を覚悟しておいた方がいいそうだ。

 

 そして、お次は内視鏡室。セデーションによってきつめの麻酔で極楽に。夢心地の間に処置。今回は、結構厳しい治療をしたようだ。気が付けば快復室のベッドの上、意識も定まらないまま覚醒。千鳥足で階下の食外(食道外科)に。

 

 検査も、糖外来も、内視鏡も、外科も、何処に伺っても「美中の美」ならぬ「顔中の顔」、なかには「お久しぶり!」と声をかけてくれる若い看護師もいて、なかなか気分もいい。でも、現実問題として、まとまった医療出費がこうも重なると年金生活者には堪える。

 

 一昨日の病状悪化を切に主治医に訴える。大凡、どこの病院でも治療となると標準治療を施すが、外科手術となると時として最善の結果にならないこともある。だから、術前に懇切丁寧な説明を受けてコンセントする。患者のお相手はプロなのでお任せするしかない。

 

   でも、予後の手当てによって結果は良くも悪くにもなる。夫婦も、お付き合いも、医者と患者の関係も同じで、相性があって、たまたま初めて診ていただいた先生によって、患者の運命が決まるといっても過言ではない。

 

 これも、それも宿命、運不運でもある。幸い、当方これまであらゆる面で救われているように思える。それは両親、兄弟、学生時代、会社勤め時代、それに退職後もこうして当方を気にかけてくれる方々も同じで、こうした方大勢いることは感謝に堪えない。「みなさん、ご心配をおかけいたしております」「でも、当方、そんなに簡単にくたばりませんのでご心配なく!」

 

 折しも、昨夕、二通のメールが届いた。「あまり、体調よろしくないようで心配です、徳さんにもう一度逢いたい!」それに「初孫が産まれました、産まれてまだ2時間半です」と写真付きの嬉しく泣かせるメール。そんな人たちのためにも、当方、前を向いて頑張るしかございません。

 

 今日は心身ともに散々、主治医にいじくられましたが、妙に気分は塞がない。いじくりも、しくじりも、やりくりも、どんぐりも出会った人によってその方の運命が決まるのかもしれない。人との出会いとはそんなことかもしれない。