Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

過ぎ去りし香梅に未だ桜は咲かず

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    花見に来ているのか、人の群れをみにきているのか、風情も情緒もあったものではない。野辺に咲く一輪の花に心を寄せて、愛でる。それが、今や昔ながらの桜の名所は、平日、ウィークデイの午前中だというのに、人混み、ゴミの山、酔っ払い、ズボンを履いて和服姿や仮装の若者、外国人(花見は半島文化に非ズとして韓国人は殆ど見かけない)に出店の違法営業等々、ここは本当に日本なのかと目を疑う。枝は折るは、根は踏むはで、桜祭りなどとの主催者側と観桜者の思惑と期待と狙いが完全に真逆。

 

   この時期、どこのニュース、報道や番組も桜の花見一偏で各局が足並みを揃え、敢えて「嫌(反)韓キャンペーン」でも展開しているかのようにも見えてしまうから、なおさら番組作り自体がアヤシイ。

 

 当方も隠れた穴場の桜の名所をいくつか知っているが、例えば、山梨と長野の県境のとある場所には季節になると野生の「松茸」が群生する。そこは自分だけが知っている秘匿の場所で、親や家族にも絶対に教えないのと同じだ。天然の松茸もそうだが、人知れず山間に見事に凛と咲く桜は見事だ。旧校、分校跡、ダム、開拓・開墾跡地や墓地・・これ以上お話しすると隠れ名所がバレバレなのでここまでとするが、なにしろ、人の思いや念が残る悲哀な場所(地)の桜ほど見事に咲き誇るのは不思議だ。

 

 でも桜を愛でるときは、集団より仲良しだけで静かに愛でる。これが格別で絶好、絶品のお花見なのだ。都心での観桜は、昼食を「かに道楽」あたりで早めに済ませ、酩酊しないうちに桜をご覧になられた方がよろしい。花曇りや雨の日は桜のピンクと雲が被りあまり綺麗に見えないのは残念だが、朝な夕なに見る桜も格別だ。 

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 先日、とある方から突然のお誘いがあって都内某所に出かけた。今年はお花見ができるとはハナから思ってもみていなかったが、見事に今年もお花見をすることが叶った。お誘いいただいた〇〇さん、〇〇さん、貴重なお時間を頂戴し、当方への見舞がてらのご昼食会の催しにも厚く感謝いたします。

 

 いまから15年以上も前、わざわざ春雨が降りしきる夜に、この夜桜を撮りにでかけ写真を送ってくれた彼の人の今の消息を知る由もないが、携帯電話の待受画面を観るたびに「帰らぬ昔とその人」を懐かしむ。年を取ると過去にばかりに話題や材料を求め、同じ話を何度もしたがるのは年寄りの常だ。何もかもにも鼻をつくようなクドサに定評のある当方も急に老け込んだと思う今日此頃。

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 でも、こうした写真や記録が残っていればこそ、その時代、その場所で、そうした背景に自身が生きた証が残る。さて、さて、来年はこうして桜が拝めるのやら?埼玉出身のショーケン萩原健一68歳)は、惜しくも今年の桜を観ることができなかったが、当方もこれからは1日、1日が大切な時間となる。

 

 いいことなのか、悪いことなのか、わが人生に梅の花は咲いたが、ご当地は未だに桜が咲かない。「梅は匂い、桜は花、人は心ぞ、振り(フリ)いらぬ」お花見と裏腹に病を押して職安での仕事探しは未だに続く。