Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

決戦は金曜日!

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   検査、検診や健診というものは、簡単に言えば製品の不具合、身体の不調個所や病巣を見つけるために行うもの。工業界の生産工程では「ゼロ・ディフェクト」とかいって、いち早く修復個所を探し出し、それを手当することで生産効率を上げようとする戦略もある。いまや医療現場でもこうした考え方が導入されているのが現実だ。

 

 でも、よくよく考えてみると、健康管理のための定期健診、健康診断や検査は、病気や病巣を早期に発見するためのもので、これ自体を受けることで病気が治るものでもない。つまり、アラ捜しをして見つけるに見つけて、じっくりと治療に入る。健康診断を受けたからといって寿命が延びる訳でもなく健康が倍増するものでもない。期待に反して受診した者は内心「クロ」と云われることを非常に恐れている。だから「異常ありません」と引分けを宣告されることが受診者にとっては最大の喜びなのだ。

 

 退院してから3か月、病理結果を踏まえいよいよ今日から再検査が始まる。これはがんの転移と再発の有無を確認するためのモノだ。それに狭窄を緩和するため4回目の拡張手術も行う。再検査は3か月おき、拡張術は2週間おき、いずれも受ける患者にとっては楽なものではない。

 

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    何事もなければいいのだが、結果は圧倒的にネガティブ・クローズの方が多い。そんな検査や治療を定期的に受け、さらに頭蓋底にまで浸潤した間隙腫瘍も腫脹していることが判明したとなると一段と気も滅入る。再び、弱気の虫が「無駄な抵抗だ!」と耳元で囁く。

 

 あれから、体重は人生のピーク時から23㎏(直近3か月で12㎏)も減少し、片岡鶴太郎並みの50㎏そこそこ、身長も最大で3.5cm縮小し170cmを切りそうな骨皮筋衛門状態に、そのうえ血圧と体温はやや高めで経腸管の吻合部もツレ、傷口に痛みも残る。それにこのところの一番の心配のタネは右腰の鈍痛だ。背中や腰の痛みは致命傷にもなりかねず、大病や重篤化の前兆とも言われている。

 

    周囲に心配をかけないようにと気丈に振舞いたいのは山々なのだが、やはり結果が出るまでは安心できない。

 

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 結果が良くて当たり前ではなく、結果に何もなければ「ありがたい」、「儲けモノ」、「拾いもの」と思っている。毎日、平凡で何事もなく夜明けを迎えられることほど幸せなことはないと思っているから、一攫千金を夢見るような欲どおしいことも考えてはいない。

 

 いつまで続くのか分からないが、今回の検査を終えれば、6月にも再び検査を受けることになる。一難去ってまた一難、野球人生の勝負に勝ったイチローならともかく、当方なんとかこの勝負引き分けに持ち込みたい。