Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「えっ!!なんで!」と絶句。

f:id:koushuya:20190315000129j:plain

 ネタは毎日転がっているようで、呑んだ暮れて、夜中に電話やメールをしてくる奴らは別として、世の中には予期せぬ再会とか突然の来訪者もあるようだ。

 

 家にグダグダばかりとはいけないと、家内の薦めもあって思い立って何年かぶりに職安主催の職業訓練講習に顔を出してみた。ここは、その昔は「職業安定所」といって、職に就けない謂わば日陰者が日雇いやすぐ金になるような仕事を求めて来る水淀む処。

 

 今でこそ「ハローワーク」などといって響きはいいが、所詮、仕事のない失業者の屯場。でも、その様相は近年大いに変わり、かなりの若年層が多い。それに主婦層やOLあがりと思し召し女性も多い。非正規雇用者が多い中、派遣職やバイトの求人も多いが、使用者側と労働者のマッチングは中々上手くは行かない。

 

 折しも、突然、その場で、昔子会社で一緒に仕事をした営業次長だったF木さんに会った。「えっ!ここで何してるんですか?」の問いに、「社長こそ、ここで何しとるねん!!」と応酬。5年以上も前に会社を辞めて、遠に故郷の岐阜に帰った筈のF木さんが未だ都内に住んでいて目の前で職探しをしている。互いに前期高齢者「失業者(無職)」のご同業とばかりに意気投合。

 

   しばし、これまでの人生を語り合い、「また会えるよね」との一言を残して職安を後にした。何たる偶然、何たる巡り合わせ、「驚きモモノキ山椒の木」だ!こんなことは、生きているうちにそう何度もあるまい。

 

 折しも、そんな彼をみて当時大阪支店にいた支店次長の「Mちゃん」をふと思い出した。彼は十数年もの前からの「パニック障害」。航空機にも乗れず、新幹線にも乗れず、淡路の洲本行きの高速バスにも乗れず、彼との営業に難儀したことを想い出す。でも、同じような病気を持つ人も多い。それを「広場恐怖症」ともいうらしい。

 

    通常であれば何でもない状況に対し過剰な恐怖や不安を持ってしまう「不安症候群」の一つ。呼吸が苦しくなったり心臓が締め付けられるなどのパニック発作に見舞われた後、再発を不安に感じ特定の場所や状況を避けるようになる。「広場」とは人の多い場所を意味し、列車やバス、飛行機などの公共交通機関や、店や映画館などの囲まれた場所、列に並ぶなどの群衆の中で発症することが多い。過半がパニック障害を併発する恐れがあるというのがこの病気の特徴だ。 

 

 プロ野球ロッテの永野がその持病を告白した。当の本人は深刻だろうが、前出の「Mちゃん」は会社を辞めてから、今、京都で京野菜の出荷に追われる日々に落ち着きを取り戻し、その症状は消えた。その彼といい、職安で会った「F木さん」といい、人生は何処でどう転ぶか分からない。

 

   そんな、当方は未だに「貧乏恐怖症!!」に「愛情欠乏症」の無職旅情の身だ。