Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

明日のわが身

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   公立福生病院で、血液人工透析患者の透析が医師の手によって絶たれた。これは、我が家にとっても深刻な問題だ。まかり間違えば・・・。一歩、間違えれば危ういことだ。透析患者に対する透析拒否は死刑執行にも近く、場合によっては殺人。でも、もしかして、それは安楽死、自殺ほう助にもとらえる事もできる。

 

    胃に穴のあいた胃潰瘍の夫の前で、44歳のまだ若い奥様が医師の透析拒否で命を絶たれた。食道がんの当方と20年以上も透析を続けている家内と境遇は同じだ。この件に関してのコメントは差し控えるが、一番怖いのは、マスコミ報道による世論誘導というか、印象操作が非常に怖い。

 

   いいも悪いもあるのだが、20人もの透析拒絶、「とうたすかかか!」(お父ちゃん助けて!)のラインに残された7文字に示された報道の印象操作。世間は善と悪をこれほどまでに仕分けし、人の命の尊厳をいともたやすく扱ってよいのだろか?しかもこれまでに当病院では、4年間で20人もの患者の透析中止が報道され、あたかも安楽死病院が如くの心理操作が行われている。

 

   医療とは何か、本当の幸せとはなにか。当方も家内の終末期には、本人の希望通り「透析拒絶」の同署にサインをして、毎年、病院側に提出している。ギリギリのところで、ギリギリの選択、それは当事者やその家族にしかわからない。でも、自らがそういった状況におかれた時、「それでは、先生、お願いします」など、どんな勇気を持っていても、到底そんなことは言い出せない・・。

 

    以下、3/8日 毎日新聞朝刊引用

    公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をやめる選択肢を示された腎臓病患者の女性(当時44歳)が死亡した問題で、この女性とは別に、病院が2013年4月~17年3月、最初から透析治療をしない「非導入」の選択肢をいずれも終末期ではない患者に示し、20人が死亡していた。最初から透析治療をしない基準について日本透析医学会のガイドラインは患者の状態が極めて不良など末期的な容体に限定。このガイドラインから逸脱していた。

 

 東京都福生市羽村市・瑞穂町の3市で運営している「公立福生病院」(松山健院長)で、2018年8月に腎臓病患者の女性に対して「人工透析治療」を止める選択をし、女性患者が1週間後に死亡した問題が話題になっています。

 

    日本透析医学会のガイドラインによると、

「患者が人工透析に耐えられない程極めて体調不良の時に限って、治療中止を容認している」とあります。今回は、この日本透析医学会のガイドラインから逸脱している可能性もあるとして、東京都は3月6日に立ち入り検査をしました。