Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

語るに落ちる

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 10時半の予約に1時間前に到着。検査室から呼ばれたのは11時過ぎ。看護師数名に、Drが三人ほど。それにインターンが数名。立ち会わせて貰っていいですか?に二つ返事で「ハイ!腹黒い処をどうぞご覧あれ!」といい出だした。その時こそ良かったのだが・・・・・

 

 セデーションのはずが、麻酔なしでいきなり経鼻内視鏡咽頭、口腔内に咽喉とご丁重なるお検査!これから延々1時間以上の悶絶が始まる。セデーション効いとんのか?怪しい、ぐいぐいと食い込む内視鏡に、生検、試薬の着色までつけて連続写真撮影。その間、いつもの、おえ、オエ、お声(オコエ)が始まった。内臓の奥深くまで突き刺さる黒蛇。これまでに経験したことない検査の苦しみだ。検査が終わって家路に着いたのは、もう随分と陽が傾いた頃だった。これほど長い一日もなかった。検査でさえこれだからと思うと先が思いやられる。

 

 今だ、涙、涎に喉も胃も痛い。十二腸の先まで進駐され。もうアカン、もう少しもう少しと励まされるも、一向に苦しみと痛みは消えず。ふと、現れた主治医「そんなところでいいだろう!」だって。「オラは、イジラレきゃらか?」ここは大腸全摘、結腸全摘、胃全摘など当たり前の世界。有象無象の酒池肉林の世界。朝から大腸検査をするために4リットルもの下剤を黙々と飲み続ける患者らの姿は異様だ。

 

 これから当方はサイボーグとなって蘇る。術時間は12時間以上、覚醒したころにブラック・ジャックがにやりと嗤うだろう。

 

   人体の臓物はどのくらい摘出までしも生きていけるのだろうか。6か所以上にも及ぶリンパ球廓清術に消化器内臓の再建手術。今から考えるだけでもぞっとする。医療現場の医療技術は日進月歩どころか秒針分歩(病身墳墓)の時代。

 

  あらゆる分野で(医療)技術は進んでいる。電気も化学もITも金融も、安閑としている子羊ばかりの群れでは、今の時代に取り残さられる。そんなことを強烈に思い知らされた一日だった。

 

(今日のおまけ)

   いっそのこと、背伸びをしながら無理難題を押し付けて先行のメリットを追い求めるよりは、ここは逆転の発想で後発のメリットを最大限享受すべきだはないだろうか。「下手な考え、空想、空論、理想論は休むに似たり!」、そのうえ「能弁、多弁、詭弁は自らの存在を危うくする」つまり「語るに落ちる」のだ。