Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

総力挙げてこのザマか?

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   大阪府警富田林署から逃げ9月29日山口県周南市で、窃盗容疑で現行犯逮捕された樋田淳也が、逃走中の8月30日に高知県内の道の駅で県警の警察官2人から職務質問を受けていたとの報道があった。

 

    偽名にまんまと騙され、警察官らは自転車の防犯登録番号も照会せず本人とは全く気付かなかったのだからお粗末と云えばお粗末。これが、もしテロ事件の犯人だとしたら、悠々と日本全国を逃げ回り、挙句に海外に高飛び、犯人にとってはお茶の子サイサイ。こんな雑魚一匹捕まえられないのだからプロにとってニッポンは犯罪天国だろうな。

 

   警察署の接見室から逃走、「ただ今、自転車にて日本縦断中!」とかいって立派な若者を装い周囲の協力を得ながら、素顔で写真や 動画を公表しピースサインで撮影にも応じる犯人。
   逃走期間中は、民家に宿泊するのもなんのその。盗みを繰り返しながらカネがなくても48日もの間、よく逃げ延びられるものだと、犯人の知恵や逃亡スキルに驚かされてしまう。

 

   警察の杜撰な管理、捜査力の低下。時に秋葉原や歌舞伎町で若者がしつこく職務質問や身体検査を受けている光景を目にするが、お遍路さんや片田舎の「道の駅」で職質をしている警官の姿などほとんど見たことがない。

  

 つまり、捜査側も犯人の「日本縦断中」のフレーズに目をくらまされ、そのうえ犯人に対する見込みや思い込みがあったのに違いない。もう、大阪にはいないと思った府警、まさか高知には来ないだろうと思い込んだ県警、そして、最後は山口の道の駅で、万引き容疑で民間警備員のおばちゃんに捕まってやっと御用。これじゃ、全国の警察に対する信用が低下するのも無理からぬ話。

 

   警察がこんなだから、安全保障の要である自衛隊とて同じなのかもしれない。指紋照合などはデータベース化されて即時照合が可能となるもIT進化の時代、スマホのアプリにこんな機能があってもよさそうだが、警察の顔認証は実用化の域にはまだ達していないようだ。

 

   今回の事件で唯一の救いは、失態を演じた高知県警の2人の警察官が犯人逮捕後に職質の事実を上司に報告し、これが公表されたことだ。とは云え、「無能」のレッテル貼られた警察官は、今後昇進が望めないばかりか本署勤務から駐在勤務に回されるだろう。

 

   政治も、国防も、警察も、教育現場も、会社組織も、家庭も、ありとあらゆる場所で「現場(対応)力」の低下が著しい。そのことに対して改善しようとしないばかりか、誰も責任をとろうとしない。 
   また、それを是とする国民も、父兄も、社員も、家族も同罪なのかも知れない。

 

(今日のおまけ)
    中学校2年の時、理科の実験で殿様カエルにエーテルを嗅がせて、何匹も生きたままのカエルを解剖した。田舎で祖母が鶏をさばくのを何度も目にした。焼き鳥も、モツの煮込みもイナゴも、ザザ虫も、スズメも、蜂の子もこれまでたらふく喰ってきた。その怨念が祟ったのか?今度は当方が捌かれる身となった。ここまでくれば、「まな板の上のメダカ」。ジタバタしてもしょうがない。