Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

村八分

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   村八分とは江戸時代の庶民生活に由来するもので、葬儀、隣火の消火活動以外はお付き合いしないこと。つまり、これ以外の冠婚、祭りや旅などには一切関わらないというように「のけもの」「ハブにする」等の意味に使われる。

 

   まともな御挨拶やお礼が出来なければ、いくら二分の一つの仏事だとは云え、その方のお育ちや躾けられ方も疑いたくもなる。訃報の余白に「故人の遺志により供物、香典につきましては固くお断りします」とあるのを、文面どおりこれをまともに受け取って不義理や欠礼してしまうケースも多い。

 

   当方が現役時代、とある部長さんのご母堂がお亡くなりになった。この報を受けた50歳にもなる副部長が当方の処に相談にきた。「お母さまの名前はおろか訃報には葬儀日程や告別式の場所が記載されていなうえ、故人の遺志・・・とありますので、部としては、何も対応しなくていいですよね・・」ときたもんだ。

 

  この副部長も副部長だが、ここの部長にしてこの副部長だ。まず、この副部長、世間の流儀が全く分かっていない。いわば世間知らずなのだ。訃報に供物、香典を辞退する旨を記すのは、常套であって、本来の意味は「お付き合いの薄い、またはない方から丁寧な御挨拶はご遠慮させてください」という意味が全く理解されていない。要は「そのマンマをまともに受けている」この副部長の対応にはいささか当方も閉口した。

 

  それに輪をかけて非常識なのがここの部長さん。当然、葬儀となれば社内規則で当人に忌引休暇や弔慰金等が与えられるが、故人の名前も判らなければ葬儀の日程や場所も判らないとなると、まったく事実の確認のしようがない。だったら、いっそのこと会社には連絡して来ない方がいい。何かしらかの理由をつけて有給休暇の範囲でことを済ませればよいはずだ。

 

   とはいえ、最終的に部内でまとめて香典を本人に手渡したが。忌引を終えて出社してきたときの部内社員への答礼が社内メールでのご挨拶。一言だけでも「この度は、ご丁重なるお悔やみを頂戴し・・・」といって部内に挨拶廻りするのが筋だろうが、全くこうしたことに配慮しなかった。まあ、こんな部長さんが管理職だったから、部長が在籍中もこの部は一向にまとまりのない「ヘタレ部」に終わった。村八分が村九分に、当方が在籍中にもし火災(有事)がおきていたらこの部は一体どうなっていったんだろうと思うと、今でもゾッとする。

 

(今日のおまけ)
 その当時、入社してきた新入社員、これがまた奇妙な奴だった。一流国立大を卒業しての入社だったが、言葉遣いや物腰が柔らか過ぎて、タオルハンカチで汗を拭く仕草は女性そのもの。当方は、勝手に想像したのだが、こういう男に限って、休日には女装して渋谷や原宿を闊歩しているのではないかと・・・。「まことにキモい!!」

 

 その部は奇人変人と外人部隊や傭兵の寄せ集めばかりで、一向に成果が上がらなかったのは云うまでもない。