死亡の原因によって遺族の悲しみや喪失感が違ったものになるとは申さない。
でも、百歩譲って、災害や病死ならばまだしも殺人や事故や事件によって命を絶たれた者や残されたものの無念さは一層色濃いものとなる。
痛ましいのは、幼子や中高生がいともたやすく無謀運転や飲酒運転の犠牲になっているという現実がある。何と痛ましく子供の将来を考えた時、掛ける言葉もない。バイク・カスが3台でヘルメットも被らず暴走。8人のうち6人が死亡したのは記憶に新しいが、これは自暴自爆だから仕方がないと世間の同情もあまり集まらない。
その一方で、先日、千葉市内の路上で過積載の大型トラックが交差点を曲がりきれず横転し、その下敷きになった軽自動車に乗車していた若い夫婦と祖父の3人が犠牲となった。
突然、横転してきたトラックに亡くなった方は死を予見もできなかったうえ、突然に命が奪われたことに、死者は死亡したことさえ未だ認識できず、この世を彷徨い続けているのに違いない。このトラックは10トン以上の過積載だったらしく、自称、会社員の男(26)が過失運転致死罪で逮捕、送検された。
たかだか26歳の男一人に一揆に3人の家族を奪われた遺族の憎しみは想像に難くない。こんな事故は過積載によってトラックが横転することを運転手は予測できたはずだから、これは明らかに未必の故意・殺人罪を適用してもよかろう。
(今日のおまけ)
スパ温泉での湯上りあと、富貴らしき老夫婦がフード・コーナーでヤケに高級なお弁当を2つ注文した。係員から渡されたリモコンがけたたましく鳴り、料理ができたことを合図する。
あわてて、お弁当を取に行ったせいか、湯呑茶わんのお茶は溢すはで、あたりはお茶びたし、そのご、このご夫婦はそれぞれの弁当のおかずや調理品の仕訳が始まった。奥方らしき人は、人目を盗んで、こっそりとビニール袋をバックから取り出した。
そして、箸で料理をつまんではポイポイと袋に入れビニール袋を絞り込む。これが一度かと思いきや次から次へとビニール袋が出てきて、手際よく袋に詰め込む。
隣でその様子を眺めていた当方、最初は、料理が食べ切れず持ち帰ったのかと思ったが様子は多少違ったようだ。
どうやら、美味しそうなお料理だったので、家に持ち帰って再度美味を愉しもうとしているのか、孫や子供たちに持ち帰ってやろうとしているのかのどちらかだ。ご夫婦よ!施設や食堂などで出された食事をパックやビニール袋に入れて持ち帰るはご法度!
何故なら食品衛生管理法上、持ち帰った食事がもとで食中毒でも起きたら、その施設やレストランは営業停止になるから、客の食事の食べ残しは持帰らせない。この夫婦やそのご家族、この時期ハライタ(下痢・中毒)でも起こさなければいいが・・・。