Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

流刑人

f:id:koushuya:20180830083755j:plain

 全身が刺青・タトウーなる男、今グアムで車いす生活を余儀なくされている山本KIDは神の子などと言われているが、全身に彫り込まれた刺青を見れば、子供どころかほとんどの大人も引いてしまう。

 

 このほど消化器系癌を公表し、がん闘病を明らかにした。父親はレスリングのミュンヘン五輪代表だった山本郁榮、姉は美人格闘家として有名な山本美憂、そして妹はレスリング選手で、かのダルビッシュ有の妻である山本聖子である。

 

 さて、今日は癌と刺青について申しあげておく。一昨日、当方はとある大学病院でMRI検査を受けたが、ここで刺青・タトウーとMRI検査の相性の悪さをご紹介しておこう。入れ墨やタトウーのインクの原料は顔料で成分に磁性体、つまり鉄分や鉱物成分などが含まれている。

 

 ⅯRI検査は一種の電子レンジのなかで行われる検査なので、高周波を使用し磁気に相性の悪い金属、つまりイヤリング、メガネ、腕時計など金属類の持込は検査室内には持込厳禁となっている。だが、体に彫り込まれた刺青は如何ともしがたい。つまり、MRI検査の過程で、刺青やタトウーは火傷の原因となるばかりか、刺青などが変色するのは勿論のこと、しっかりとした画像診断ができないのである。

 

 三流芸人のりゅーちぇる然り、最近、スポーツ選手、芸人や若者に刺青やタトウーが、ファッション感覚のように流行っている。ただ、一度、がんに罹ると皮膚に彫り込まれた刺青の周辺細胞に癌細胞が集中的に攻撃を加える。つまり、刺青によって変異した細胞は癌細胞にとっては格好の餌食になるのである。

 

 恋人の名、自分の名前、梵字、神仏像などと彫り物はさまざまだが、彫り物によって代謝は悪くなり、スポーツや運動量にも悪影響を及ぼすという。それはサッカー選手限らずボクシングやアメフト選手の運動量や技量にも影響するといった報告もある。

 

 見た目や恰好を気にするあまり山本KIDのように簡単に刺青・タトウーを彫りに彫りまくった体ではがん治療おろか、そのための検査さえままならないノダ!
人生何があるかわからないが、若くして白血病で亡くなった母親のためにも親から貰った体に山本KIDのような彫りモノづくしはやってはいけない。多分そのことによって癌進行(病状悪化)が加速し、彼の死期を早めるのに違いないだろう。

 

(今日のおまけ)
 刺青とは、皮膚に、針・骨片・小刀などで傷をつけ、墨汁などを入れて文字や絵画などを描くことで、江戸時代から一般人ではなく遊び人や極道モンなどの間に多く行われた。

 

 時に、刺青は中国古代では刑罰の一つとなっている。顔または腕に墨汁を刺し入れて、前科の印としたもの。日本でも島送り、島流し、島帰りの印として江戸時代には流刑罰人(前科者)の見極めとして行われたことを、みなさんご存じないのか・・。