Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

汗るのよね2-1

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    この時季、歴史的な酷暑で全国各地で熱中症による死亡事故が相次いでいる。つい、最近までは、エアコンのかけっぱなしは体に良くないなどと云われていたが、今やニュースでも「一日中、エアコンをかけて体を冷やしてください」だと・・・。電力会社の廻し者のようなことをそこらじゅうが言い出した。

 

   でも、一番は汗をかくことが大切だ。サッカー選手などは1ゲームで3リットル以上の汗をかく。汗をかくとこれに伴ってカリウムやナトリウムなどの無機質も対外に排出されるから、水と一緒にポカリやアクエリアスなども合わせて補給しておいた方がいい。ただ、これらのスポーツ飲料、市販モノは濃すぎて一気にこれを摂取すると嘔吐するので、血液と同じような濃度、つまり生理的食塩水程度に薄めて飲んだ方が良い。希釈倍率は2~3倍といったところだろう。

 

    反対にナマ水は体への吸収が悪いので、一気に飲んでも「お腹がチャプチャプ」するだけで余り効果は上がらないし水中毒にもなる。なぜ、こんなことを云うかというと、登山もマラソンもバイクも同じだが、水分だけをとっても即効性ある水分補給にはならない。反対にスポーツドリンクをそのまま飲んでも吸収しにくい。

 

   よくマラソンレースで、スポーツ飲料に効果があると選手が、ガブ飲みする姿を見かけるが、走りながら吐いている姿をよく見かける。当方もレース中に良く吐いた。要は血管の中の血液との濃度が均衡するように浸透圧を考慮してドリンク飲料は薄めた方が良いということだ。

 

   なぜ、この点に詳しいかというと、ベッドの上の女房の腕の血管チューブが抜け落ちて、何回か大量出血し瀕死の状態に陥ったことがあった。その際、技師と医師が慌てて駆けつけ生理的食塩水を血液の代わりにバンバン輸液したことを女房から聞いているからだ。その時の様子を当人から詳しく聞いてみると、「意識がスーと遠くへ飛んでいって、ああ、これで死ぬんだな」と死を覚悟したという。

 

   就寝中は勿論のこと、日中でも何気なく1リットル以上の汗をかくという。汗をかくと汗が蒸発するために体温を奪う。したがって体温を下げる効果がある。逆に冬山で汗をかくと低体温症の危険度が増す。発汗は自分自身ではコントロールできないので、適度な水分補給も必要だが必要以上の発汗は危険だ。

 

   そんなあなた、また、何もしないのにやたらと汗をかいてますよね!それ、精神性発汗!これは明日詳しく解説します。が、疾しいことはしていませんよね。胸に手をあてて考えてみてください。

 

(今日のおまけ)
熱中症は、夜でも、就寝中でも発症します。この時季に限らず寝る前にコップ一杯の水を飲んで就寝する方が健康には良さそうです。それに枕元に水差しを置いて寝覚めたら水分補給するのも効果的らしいです。

 

   なんか、映画、ドラマや小説に褥の枕元によく水差しがおいてあるシーンがありますが、あれってなんか汗をかくようなことをした後の水分補給かしら・・・ああ、いやらしい!!