Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

スマホ中毒

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   コンビニのイートインコーナー、盛んに横でいい年をした男性がLINEの返信を待っている。それも食事中である。こんな時でさえスマホを手から離すことが出来ない。

 返信が来ないと不機嫌そうな顔になり、返信がくると間髪を入れずに打ち返す。こうなるとこれは一種の病気で、スマホというアイテムに人間様が振り回されてしまっている。

 

 「みて、みて、私を見て」「どう、どう!私ってどうよ?」に近い精神疾患と見てもよかろう。こういう人種は基本的に孤独に耐えきれない。周囲が気にしてくれなくなると死んでしまうような焦燥感の持ち主だ。食事より周囲の目が気にかかり、自分の気持ちより相手の気持ちの方が気にかかる。

 

  こなると、プラスもマイナスも異常に増幅され、SNSで「いいね」ボタンが押されないと一日中、気持ちが滅入ってしまうこともあるらしい。ネットの中は、所詮、仮面舞踏会みたいなようなものであり、真剣に向き合うほどのものではないと思っておいたほうがいい。

 

  だが、具合の悪いことにネット社会に埋没している人間はそのことすら理解できていない。

 

    ネットは見ているだけのものでネットに過度な希望や期待を持つべきではない。車窓の景色が流れていくようなものなのだ。ネット上でつながっているお相手は「友達」でもなければ、「応援団」でもない。「メンバー登録」さえすれば、互いに距離感がぐっと縮まったかに誤解してしまうのが、ネット社会の怖さでもある。

 

   電車の中でも、食事中でも、会話中でも、入浴中でもスマホが離せない人間が増殖している、そうした人間はいつの間にか、スマホに魂を盗まれてしまっているのかもしれない。

 

    はて、当方はと気づいてみると、依然としてiモードのガラ携を使用している。すでにiモード機種は生産、販売を中止。代替品が手に入らなくなるといよいよ当方もスマホ族の仲間入りとなる。

 

(今日のおまけ)

    先ごろ発表された研究結果で、スマホの使用を一時的に止められた若者たちが薬物依存のような離脱症状を起こし、知的作業にも支障が出たとの発表があった。それにスマホの使用中には心拍数の増加や血圧の上昇といった生理的な変化が見られたほか、スマホが手元にないと喪失感を強く感じるとの研究報告もある。

 

    深刻なのはこれに伴って、若者の間に近年、うつ病が増加し自殺者数も増えていることだ。とくにこの傾向は10代の女性に顕著に表れているそうだ。ソーシャルメディアの開発担当者が述懐するに「SNSは、気持ちを高めてくれるものだと考えているところに問題がある。

 

  だが、実際には私たちを嫌な気持ちにさせる。そのために私たちは、SNSが精神衛生に悪影響を及ぼし得るものであると知りつつも、中毒症状のように繰り返し、繰り返しソーシャルメディアを使ってしまう」「ここまで来るとこれはもう麻薬や薬物中毒と同じだ」と。