フェイク・ニュースではなかろうが、自分の耳と目を疑った。「赤坂自民亭」と称したバカ騒ぎに安倍首相はともかく、上川法務大臣など自民党の主要幹部が酔っぱらいながら満面の笑み!しかも写真つき。これには流石に、寛大な徳兵衛でも首を傾げたくなった。
しかも7月5日の当日は、西日本では、集中豪雨の被害が拡大しつつあった中、また、麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚らの死刑前夜だ。お仲間の政治屋がツイッターで流したとかで、ネット上では大騒ぎ。だが、不思議なことに新聞紙面ではほとんど、採りあげられていない。
呑み会をしたことと集中豪雨と死刑執行とに因果関係がないと言えばそれまでだが、こうした写真自体やコメントが世に流出することに問題がある。上川法務大臣も、安倍首相も明らかに、翌日の午前中に「死刑執行」されることは承知していた筈で、これでは、死刑執行の「前祝い」「前夜祭」と世間にとられても仕方がない。それにそんなことをしているから西日本の各県が要請した自衛隊の災害派遣要請に対しても決定が遅れる。
さて、この呑み会の開催趣旨は知る由もないが、参加者が内閣の支持率の上昇に気を良くしたのか、それともひょっとしたら安倍首相3選を諦め、気が緩んだのかも知れない。こうした出来事一つを取ってみてもことごとく与野党揃って自浄作用の無さや身内に対する甘さを痛感する。これまであらゆる場面で真実はもみ消され、実態も公表されないまま、時は無駄に過ぎていった。そして、それさえ伝えようとしない新聞やTVのニュースの報道姿勢。
それに、どうもこういったことに国民や社会全体が思考停止してしまって「うねり」や「抗議」が起きないことも不思議だ。 今や人事、外交、安全保障など首相官邸がすべてを握り主導している。新聞やTVをはじめ各省庁や官僚ともども官邸の反撃や孤立することを恐れながら、恐る恐る首をすくめて仕事をしているようにしか見えないのはこの徳兵衛だけか?
(今日のおまけ)
この一件を受けて、多分、リツミン党をはじめ野党は、残り少ない会期の国会で鬼の首でも取ったように大騒ぎをするんだろうな?だから、ダメなんだ!「赤坂自民亭」に対しての論点、争点が全く違う。こんなことを繰り返していたら、野党のフィルダー・チョイスで内閣支持率は一向に下がってこない。
こんな話は、文春か新潮、赤旗新聞や東スポにでも任せておけばいい。