Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

虫がつく

f:id:koushuya:20180621061340j:plain

   知見のない当方、専ら情報は新聞、テレビ、ラジオなどから収集している。この年になって勉学に勤しむ時間より、盃を煽っている時間の方が圧倒的に長い。だから、学問と言えば受け売りに近い耳学問程度。

 

 ほう!視聴したところによると、四季折々の草花の美しさを愛でて、人々は勝手に喜んでいるようだが、花の美しさは、どうやら昆虫のためにあるのだそうだ。虫の目は単眼、複眼あり、見える角度も広角、ズームと自由自在らしい。

 

 ただ、虫によっては、赤、黄色、白などの色しか見えない昆虫もいる。植物は昆虫のように動き廻れないから、子孫を維持、繁殖するにはどうしても受粉をしなければ種子が作れない。風や雨だけに頼っていては、効率も悪く、場合によっては受粉が叶わない事さえある。

 

 そこで、受粉のお手伝いをするためにミツバチや蝶などを花弁の蜜に誘い込む。歌の文句ではないが、「花から花へ~♪」で見事に受粉を叶える。ただ、ほとんどの昆虫は単色しか見えない。例えば、ミツバチは菜の花の黄色の花弁しか見えないため、菜の花畑に良く集まる習性がある。モンシロチョウは緑黄色がお好きだから、キャベツ畑に良く舞う。

 

 先日の高尾山トレックで、モンシロチョウの無数の群舞をミタ!新緑の落葉樹の中を驚くほどの数で乱舞していた。ところが、筑波山登山では、ほんの数匹しか飛んではいなかった。

 

 どうやら、天気、温度、湿度、植生が微妙に影響しているらしい。  花は、人を喜ばさせるために咲いているのではなく、子孫繁栄のために花弁に色を付け、昆虫を誘い込む。昆虫は蜜を運び、蓄え、そしてそれを糧に自らの子孫を繁栄させる。

 

   つまり草花と昆虫は持ちつ持たれつの共生の世界で生きている。草花にとって人間様はアウトオブ眼中なのだ。

 

 そうした植物の中でも「ハコネ・ウツギ」のように白に咲いて次第に赤、赤紫と花びらを変色させていろいろな昆虫を誘き寄せる植物もいる。世の男性諸氏、色が度々ココロガワリする女性には、いろいろな虫がついてまっせ・・・!

 

(今日のおまけ)

 ついでに、番組内ではこんなことも紹介していた。人間の眼は色の波長で色を識別するそうだが、昆虫には単色しか見えない代わりに紫外線が見えるという。

 

 つまり紫外線カメラや赤外線カメラを使わなくても色以上にそれが見えるのだそうだ。それによって、どの花に蜜があって、その花のどの場所に蜜があるかが瞬時にして見えるのだそうだ。 ある意味怖い話だ。昆虫がこの徳兵衛を視た時、心の底を見透かされているようで、きっと腹黒い男だと思っているのに違いない。