Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

沈黙は金、饒舌は銀

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   6月12日の歴史的な米朝会談だった。みなさん!!本当にそう思いますか?ニクソン米大統領が訪中した時のような衝撃もなければ、小泉首相が訪朝した時のような驚きもなかった。

 

 一方的にトランプ大統領が喋りまくりの長広舌、金委員長は緊張か怯えなのか言葉は少なかった。でも、それが功を奏し金委員長が手にしたモノは大きかった。非核化に向けて、何の具体策やロードマップも示されないまま大統領が金正恩体制を保証してしまった。単なる政治ショーなのか米の中間選挙を見据えたパフォーマンスなのか。おまけにトップシークレットの大統領専用車の車内まで委員長にご披露。さらに米韓軍事演習も止めてしまうことに。

 

   中身がピーマン、本当にサッパリ判らない内容の無い会談だった。と、思うのはこの徳兵衛だけなのか?

 

 シンガポールはこのB級グルメ的な政治ショーために16億円を拠出し、中国も要人専用旅客機2機を北朝鮮に提供した。その上、北の非核化に向けてコストは日韓が負担すると勝手な物言い。呆れたのはロシアン・ゲートで大統領が弾劾、訴追されれば自らに恩赦を与えるといったお粗末。

 

 拉致問題は、解決済と一蹴され外交は停滞。国内は相変わらずのモリ・カケの学園広場!今回の会談で得をしたのは中国と記念缶を売り出したコカ・コーラくらいだった。

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 多分、この会談をきっかけに、中韓が制裁を緩和、瀬取りの実施や貨物輸送の復活を大々的にやり始めるだろう。そして、北朝鮮は、密かに水面下で行っていた核関連事業を再開するのに違いない。

 

   こうなると、どこの国でも核を持てば米国の譲歩が引き出せるかのような誤ったシグナルを全世界に発信してしまったようで、気が気でならない。いつか来た道、これから行く道も茨の道だ。 

 

(今日のおまけ)

    米中の裏事情、裏交渉やシナリオは判らないが、ポンペイオとボルトンの要人2人が同席してこのありさまだから、とんだ猿芝居だ。「アメリカは、北朝鮮にいっさいカネを出さない。」とトランプ米国大統領が公言している。 

 

    カネが無ければ、キム・ジョンウン独裁体制の保証を行うことは不可能になる。リビアの独裁者カダフィは、核放棄した後、民衆暴動によって惨殺された。

 

    最初から言われ続けて来たように、核放棄を行う北朝鮮リビアと全く同じことで、もしも経済復興が無ければ、民衆によって独裁者キム・ジョウンは殺される運命だ。    日本からの要求に応じないのであるならば、北朝鮮への経済支援は完全廃止させなければならない。 日本には拉致問題だけでなく、北朝鮮から日本へ向けられている中距離・短距離ミサイルを 完全廃棄させる必要があるのだが・・・・。

 

   拉致問題もさることながら、日本国内の在日朝鮮人在日韓国人・ 朝鮮総連韓国民団・朝鮮学校韓国学校については、依然として大甘の対応だ。

 

    一体、この国の主権は何処にあるのか?最近このことが不思議でならない。