山に犬などのペットを連れて入山する「バカモノ」が大勢いる。ペット運動なのか衆目を集めたいのかはわからないが無恥、無知にも程がある。熊やイノシシなど害獣と呼ばれる獣は人間以上に鼻が利く。つまり、こうしたケダモノはエサ取りや危険を感じた時にこの嗅覚活かして、咄嗟に獲物や外敵に襲いかかってくる。
ペットの臭いなどはすぐに峻別して近くに現れる。こちらから、自分の位置を害獣に知らせるような自殺行為だ。山や害獣の怖さを知らない「タワケモノ」は山に入るべからず。
では、ラジオ持参の登山はいいのかとの問いにお答えしよう。熊よけになるばかりか、天気予報はもとよりニュースや事故、事件などの情報が居ながらにして入手できる。そのうえ、ガリガリと音がすれば雷雲が近づいていることを知り、落雷に備えることだってできる。
さて、当方の朝のお散歩のお伴は、携帯型のトランジスタラジオ。深夜から朝の5時まで犬エッチ!ケイが「ラジオ深夜便」提供してくれている。
先日の番組では、鎌田實氏が名誉医院長を務める、緩和ケアやホスピスで有名な諏訪中央病院の元看護師が「看取り」を重ね、重ねての辛さを告白していた。
彼女は、その虚無感から尼僧に転じ、その後結婚したことまでの経緯を、インタビュー形式でアナウンサーの質問に答えていた。
尼僧は住職にはなれても自らお寺を持つこともできず檀家も持てないと男尊女卑の仏教の世界を嘆いていた。が、お寺というものの本来あるべき姿を彼女なりに説いていたので、ご興味のある方は後述の「今日のおまけ」をご一読あれ!
(今日のおまけ)
このお寺は、当方と所縁がある長野県松本市にある「薬王山 東昌寺」。ここは伝統仏教宗派「曹洞宗」に所属する禅寺。この寺では、まず「つながり」として、全てのものは繋がりあって生きていると説く。つぎに「ひろまり」としてお釈迦様の教えを、多くの人々にお伝えすること、つまり布教の大切さを説く。そして最後に「ふかまり」として自己究明として禅の究極を説く。
ご住職のお名前は「飯島恵道」尼僧。ご興味のある方は、是非とも「薬王山 東昌寺」のホームページをご覧あれ。
ページの最後には、自己実現を妨げるような困難があるならば、共に障壁を乗り越える術を一緒に考えていくのがお寺の役割と伝えている。
追って:「薬王山 東昌寺」をご案内いたしませう。
〒390-0863 長野県松本市白板1丁目1−2 TEL : 0263-32-1494 ご住職 飯島恵道