Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

にわか評論家

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   なんかおかしくなってきた?米朝首脳会談の前座公演・南北首脳会談が終わっただけで、世界最大規模の英ブックメーカーが今年10月発表のノーベル平和賞候補のオッズを公開した。

 

   韓国の文在寅大統領と北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長の両首脳の同時受賞が1.7倍と断トツで、トランプ氏単独受賞が2番人気となっている。北朝鮮では日本人拉致をはじめ、委員長側近らの血の粛清、兄の暗殺など、それらを指示、容認してきた国の代表者がノーベル平和賞の対象になるのかと頭を一回転しても理解できない。

 

    それに歴代米大統領の受章者とて同じことがいえる。受章者はルーズベルトに始まり、ウィルソン、カーター、オバマの4名。 前回、オバマ前大統領が「核兵器のない世界」追求を宣言したことが評価され受章となった。それとは対照的にトランプ氏は「米核戦力を増強」する方針を示している。この矛盾をどう解く。

 

    一体、「ノーベル平和賞」ってのは、世界的な偽装平和工作を仕掛け、演出、脚本を書き、主演・監督を務めた人々に贈られるのかも知れない。

 

   南北の要人がオールキャスト出演の芝居がかった今回の首脳会談。後世の人々が、これらの会談を見て「世界史上最大のコメディ、あれは一体なんだったのか?」と、後々、この出来事がパロデイネタにされないか今から心配だ。

 

(今日のおまけ)

 今後の展開その1:タヌキ同士の化かし合いの化けの皮が剥げて、北は最終的に「核兵器の廃棄」なぞ、一言も云わず依然 核保有国として世界に対して恫喝をし続ける。それをトランプがどう判断するかが問題。廃棄に向けたロードマップは作られるものの、検証や実態把握が遅々として進まず、時間だけが無為に過ぎていく。トランプが2期目となる6年後までに実証できなければ、中国に事前通告のうえ、いずれかの時点で北朝鮮に対して軍事行動の挙に出る。

 

 今後の展開その2:北朝鮮の非核化が確認できないまま朝鮮半島の非核化実現のため在韓米軍は撤退。その後、北朝鮮の保護者である中国主導で半島統一。国の象徴的存在に金正恩がつき、統一半島統治の代表的存在として文在寅がつく。

 その際、日本は拉致問題を引き合いに出され、半島統一のために多額の経済支援を求められる。

 

 このほかの展開があったとしても、まあ、日本にとっては、脅されるか、攻撃されるか、カネを出すか、どの道、国益に叶う展開にならないのは確実。勿論、拉致問題解決も一向に進展しない(進展したとしてもお涙程度)。

 

 以上、にわか評論家の甲州屋徳兵衛の現時点での見解でした。