Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

人生六十功無きを愧(は)ず

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   シロアリが巣を食う家のように、盤石に見えても中はボロボロなのが今の読売ジャイアンツ(巨人)とお宅の会社。カネをいくら積んでもブランド会社のOBや中途採用をしてもどうにもこうにも組織が一向に改善しない。そりゃそうだろう、場当たり的にここが必要と思えば、平気で人狩りをしてきて、ソコソコのポジション(権限)と俸給をもらえば、誰だって乗り移ってくる。

 

    巨人が毎年、オフに何十億も使って大型補強しても、一向に成績が上がらない。大型選手を何人も入団させるとかえってチームの崩壊を招くのは、世の常。そこには、チーム(社)の戦略もなければ将来像もないから当然のことだ。村田を放出したうえ今度は阿部も引退させられるかも知れない。まさにチーム(社)の危機だ。首脳陣に選手の育成や成長を見守るだけ余裕がないから手当たり次第の人狩りとなる。

 

    とくにプロパーの若手選手(社員)が育たないうえ、機動力のある野球もできなくなる。そう感じているのは当方だけではあるまい。そりゃごもっとも、ある日突然外部から外人部隊がやってきて、部長の座や課長の座を乗っ取られ、長年経験を積み上げたベテランの席を奪われたら、ご当人たちの思いはいかばかりか。

 

   こうなると、叩き上げのプロパー選手(社員)はやる気をなくし、それ以上成長もしない。監督やコーチ(経営陣)の指導や助言も無視して、社員同士でつまらんミスを連発するものだから負けるケースが多くなるのは自明の理。そのうえ、選手は自分に妙な自信を持ちはじめ、自分勝手に走り出す。

 

 選手は体裁や風体ばかりを気にするあまり、いい結果が出せないし戦果(業績)も計画どおりに進まないこととなる。日ハムの大谷選手のメジャー移籍も今期の巨人のV逸に大きく影響するだろう。米国での彼の活躍をみて、当然、巨人選手の中にも動揺が走るだろう。

 

  それが却って、チーム全体の焦りを生む。折しも、メジャー帰りの川崎宗則精神疾患から早々に引退を発表した。かくして、選手に無理な発奮を強要することになりチームにとってもケガやミスが増え、最悪のケースを招くことになる。これらを総合的に考えれば、今シーズンの巨人の優勝は絶望的だ。

 

    最後にして最大の問題は、オーナーはもとより指揮官(経営者)の采配に問題がある。指揮官が孤高を貫くタイプでは、チーム(会社)を統率できないし選手(社員)内でのコミュニケーションも取れない。結果、選手(社員)たちは、ほくそ笑むことと「御意」「忖度」の連発ばかりで指揮官の人物そのものを尊敬できないままプレイ(仕事)することになる。

 

 指揮官だけがやる気だけを前面に出したところで選手(社員)や現場がワークしなければ、効率が上がらないばかりかそれは時間の無駄にしか過ぎない。

 

 「当社はヨソのチームから実績ある選手を次々に引っ張ってきた(中途採用)」と自負しているようだが、次々に採用しなくとも大物を1人だけを獲って来ればよく「生簀のなかにドジョウ(※)」で今よりはるかに組織が活性化したかも知れない。

 

    でもなあ、今日にように、形(箱)ばかりを作って足りないところをすべて外から補う形だと、みんながやる気をなくしてしまうだろうな。先を見据えられないチーム運営(経営)は今や深刻な問題となっている。

 

(今日のおまけ)

 おまけは、※についての解説。魚の中でも水揚げするとすぐにヘタル魚は、魚へんに弱いと書いて「鰯」のことを指す。魚市場に出す時にイキが良く鮮度を上げるために、漁をした後の船上の生簀の鰯のなかに、ドジョウを投げ込む。

 

    すると、淡水魚のドジョウは苦しくて暴れる。するとそれを見た鰯は何事が起きたのかと、生簀の中で暴れまわる。その鰯を市場に出荷するとさも水揚げしてばかりのイキのいい「鰯」と映り、高値で競り落とされる。

 

 悲しきかな当方、会社勤めの最後の最後まで一度もドジョウにもナマズにもなれなかった。