27日の佐川氏の証人喚問をミマスタ!
「官邸からなんらかの指示、示唆。そういうものはございませんでしたか?」との質問に、佐川氏は「局内でいろいろ聞く中ではそういうことはございませんでした」と答えた。 でもよく考えると、これこそ、自供に近い答弁だ。「官邸からの指示・示唆」の有無を問われて、「局内で聞いたことにはなかった」と全くトンチンカンに答えた。
つまり「甲からありましたか」と訊かれて、「乙内ではありませんでした」と答えている。典型的な論点の矛盾だ。普通なら「イエス」か「ノー」だ。
こんな無意味な答え方をみると、何かを隠し意図的に論点を逸らしたようにしか見えない。
そのうえ、逢坂議員の以下の質問に対しては、 「こうやって官邸に説明にいっていることはこれは事実だというふうには思いますが、加えてそのときになんらの指示もなんらのサジェスチョンもないということですか?」
この問いに対して佐川氏は「今もおっしゃるとおりで日付をちょっと覚えていないんですがこの議論が国会で始まったのは割合早い段階だったと思いますが官房長官のところに理財局と国土交通省の航空局で経緯について説明にあがってこういう、いつごろとか経緯を私どもからして確か、そういう話だった気もしますけどそんなお話をしてそれを官房長官が、お聞きになっていたということだと思います。」と答えた。
逢坂議員の「そのときには、何の指示もなかったということでよろしいでしょうか。」との問いに対しても「指示はございませんでした。」と答えた。
また、「官邸からのサジェスチョンはないか」と問沙汰されて「官房長官からの指示はなかった」と答えた。これもひどい論点そらしで本人がよほどのバカでない限り、その意図は明白だ。
ともあれ、この質疑応答から、判明したこと事実が読み取れる。佐川氏が何も語らなかったことこそが真実であることを国民や国会に晒してしまった。
これで、今年の流行語対象候補に、「刑事訴追のおそれがあるのでお答えは控えさせていただきたい!」が挙がるだろう。こんなインチキが国の中枢で日常茶飯事に起きている。政に対してブレーキを掛ける官が、これほどまでに政界と癒着しているとは、世界からしてもわが国の民度が疑われよう。
(今日のおまけ)
捨てたり、壊したり、燃やしたりすればスッキリすると思う御仁は多いとはおもうが、実は、物事を創り上げる以上に労力を要する。
その先をも見ずに、先人たちが何年もかけて創り上げた工夫、歴史、伝統や文化を一夜にして焼き尽くしてしまう。こんなことが平気でまかり通る世の中。
それを手掛けた者こそが声をあげ拳を振るい上げなければ、君たちは、ただの「社畜」にしか過ぎない。 イエッス!!(崎山)