Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

守屋 浩

 

f:id:koushuya:20180311051203j:plain

  姓は「金田」、名は「貯(た)まる」は、昔あったどこそこやの金融機関のマスコットの名前。愛称は「たまるくん」、これと吉永小百合主演映画「北の桜守」にヒントを得て、今日は「まもる君」でブログをつなげることに・・・・。

 

 この「守」という漢字には、幅広い意味があり、由来も多岐に亘る。最初に浮かぶのは、「耐える」や「持ちこたえる」の意味、例えば「保守」が代表的な使われ方だ。次に、「防ぎ守る」「守り備え」という意味で、例えば「専守」や「守備」といった使われ方がある。

 

 そのほかでは、敢えて「かみ」と呼んで昔の官名で一国の長官を指すこともある。「守」と同じ読み方で他の漢字には「護」、「(守)衛」などもあるが、こちらは「防備」や「役目」「職務」といった意味合いで使われることが多い。

 

 でも「守」の漢字には、「保護する」や「見張る」、「番をする」といった意味が一番しっくり来るような気がする。それに「看病」といった意味合いもある。冒頭の桜守と言えば、桜の面倒を見ながら樹を見張りながら保護する人となる。このほかでは、温泉や源泉を管理する「湯守」や「子守」などもこれにあたる。

 

    これからも分るように主体(当事者)より、それを「守(お世話)」する方々によほどの信念、根気や体力がなければ、この「守」は長続きしない。夫婦や親子同士もそうだ。夫は妻を守り、妻は夫を守る。幼子の面倒を見るのは両親の務めであって、子がお年寄りとなった両親のお世話をするのもまた然りである。

 

 この「守」の反対には、「放棄」や「虐待」などがある。育児(介護)放棄、幼児(イジメ・高齢者)虐待、尊属殺人と、最近ヤケにこうした報道が多いことには嫌気がさす。「守り役」の務めである「役目」、「職務」や「責任」を守役自身が放棄しだすと、この世は混乱するばかりだ。国を守る一国の長、地町村を守る首長、会社を守る社長、家を守る家長や学校を守る(教)師などに、「守」の本来の役割と意味を、もう一度、考えてもらいたいものだ。

 

 (今日のおまけ)

 困ったときの神頼みで神社仏閣の「お守り」を持ってお祈りするばかりでは、何事も前には進まない。昔、懐かしい過去の栄華を振り返るよりは、しっかりと足元の現実を見つめて、丁寧に一つひとつを片付けていくしかない。時は前に進む、そして秒針は戻らない・・・

 

 余談ですが。これまで当方くだらぬ願い事が多すぎて「お守り」が溜まるに溜まって困り果てたことがございました。ゴミと一緒に捨てるのも気が引け、お焚き上げをと「○○寺のお守り」を近所のお寺に返納しようとしたところ、ご住職からお寺の「お守り」には宗派があるのでその(宗派の)お寺でしか納められないとのこと。

 

  祈願が成就してお寺の「お守り」を返納する際は、充分お気を付け下さいませ。