Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

お山の大将

f:id:koushuya:20180219093202j:plain

   今から、十数年前に2泊3日で、猿倉~白馬山荘~白馬岳~白馬大池乗鞍岳栂池高原に至る山行をしたことがあった。なぜ、今更こんな話を採りあげたかという理由は後述することにする。

 

   2泊のうち、一泊は当時の夜行特急「ムーライト信州」での車中泊。良くしたもので新宿駅を午前零時前に出発、大糸線白馬駅に午前4時前後に到着するようダイヤが組んである。それより以前は登山者によく利用された急行「アルプス号」。

 

   どちらの列車も甲府駅で、かなりの時間調整をする。南アルプスを目指す登山者はどっと当駅でおりホームで夜明け前までのステーションビバーク。残りの乗客は北アルプスを目指す。一旦入山すれば、下山まで一杯の酒も戴かない。

 

    山頂で一杯だけビールを楽しむ登山者もいるが、気圧が低くイヤナ酔い方をする上、事故や怪我の原因にもなる。尤も、真言密教でもわかるように修験者が修行をするお山は神聖な場所だから、酒などは持ち込まない。ただ、ひとたび下山したら立ち寄り湯で汗を流し、山仲間らと反省会と称した大宴会を催すのが恒例だ。場合によっては一泊余計になることもある。

 

   ただ、山に酒は持ち込まないとは云うもののスケジュールやコースアウトしたときにやむを得ず、山中でビバークをするときに体が冷えないようにとスコッチをいれたスキットルだけは携帯している。

 

    どの山も登山はいつも危険と隣り合わせだ。特に白馬岳の大雪渓は夏と言え、根雪が深くそれに落石が多い。頂上部の杓子岳の岩盤が脆く、ドラム缶並みの落石が、雪渓がゆえに音もなく登山者を直撃するため、毎年死亡事故やけが人が続出している。

 

 これは、山行の一つの思い出だ。表銀座裏銀座、後立山関東甲信越の山々は夏冬に拘わらず、その殆どを踏破した。

 

(今日のおまけ)

 御大は、いま病と必死に闘っている。感染症から高熱を出し、痛みに耐えかねて夜も眠れないという。そんな折、気を紛らわすため、昔ご一緒したスナップ写真をスマホに送ってくれないかと懇願された。

 

 「危を見てせざるは、勇無きなり」おやすい御用だ。でも、ご注文があって、あの山のこのスナップ、こちらの山のこのスナップ・・・と。慌てて探すも中々御大の意に沿ったショットが見つからない。

 

 苦戦の挙句にやっと見つけたツーショット。このスナップは御大と当方の大事な想い出の一枚だ白馬大池をバックに、スマイルショット)。