Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

あの頃は・・

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 バレンタインデーも近いが、その昔はこの日が待ち遠しかった。当日の朝からチョコやクッキーが届き、出勤するとデスクの上から、メール便や手渡しで数多くのお品が届いた。社を出るころには、両手に大きな袋一杯にプレゼントが詰め込まれていた。

 

 会社から出て通勤電車に乗ると、似たような男性サラリーマンがいて、どことなく誇らしげな顔をしている。女性の視線も気になるところだった。家路を急いで帰宅すると子供たちが首を長くして待っていた。

 

 袋を開けると、まず、個数を数え、包装紙を一気に開ける。そこで「今年は数が多い」とか「少ない」とかに始まって、味見に入る。中には手作りチョコもあって「美味しい」とか「不味い」と手厳しい評価が下される。

 

 子供たちにしてみれば、バレンタインのチョコは「会社での人気のバロメーター」や「仕事の安定感」を現すもので、頂いた数が勝負となる。30代をピークに年々その数は減り続け、晩年には1つも戴けなかった。

 

 ホワイトデーのお返しは、お戴いたチョコの3倍から5倍の商品を御礼に返す。キャンデーにはじまり、ハンカチにスカーフ、香水に下着など。相手の性格や付き合い度に応じて選定した記憶がある。あの出費も馬鹿にはならない。

 

 いまや、それに解放されただけでも有り難いが、その分、関係が希薄となったことも否めない。そりゃそうだ、歳を取るということは、数ではなく、深さを大切にするということだ。少し負け惜しみのようにも聞こえる。

 

(今日のおまけ)

    関西のスーパーで「恵方巻」を大量に廃棄し、来年からはこうした風習を利用したあ

こぎな商売は止めましょうと呼びかけている業者いた。コンビニを通じて、いつの間にか関東にまで「恵方巻」は普及したが、結局、バレンタインのように大量にチョコが売れず、大量の在庫が残ってしまい。文化として、定着しなかった。

 

 バレンタインデーに限らず、クリスマスにハローウィン、後付の、押し付けの文化や風習は、洋の東西を問わず長続きせず定着もしない、