勤めを辞めて家にいるようになってからというもの、週末はゆっくり起きて寝ることが趣味のようだったが、今では毎日、惰眠を貪っている。たまに、女房の手伝いをしようと食器を洗ったりして食器棚に戻そうとすると、「仕舞う場所が違うだろー！！」と叱られる。
洗濯物を取り込んで畳んでおくと「畳み方が違うだろー！！」と小言を喰らう。それではと思い家事一切に手を出さないと「すべてを私に任せて、私が何でもすると思ってるんでしょ！」と来たもんだ。これは、我が家に限らず、ごく一般の家庭でも良く見られる光景である。そなると男子たる者、家に居づらくなり残業もないのにまっすぐ家路を急がず、近くの公園で缶コーヒーでも飲みながらスマホゲームでもやりながら時を稼ぐ癖がついてくる。これ、自然の成り行き。
「趣味がない」という悩みを持つ中高年が多い中、「週末に何をしていいのかよく分からない」と真面目な顔をして言う人も良く見かける。つまり、言えば云うほど「イタイ人」となる訳だ。
現役時代は会社に仕事やスケジュールを強制的に決められていたが、ひとたび膨大な自由な時間が手に入ると、それまで受け身の生活をしてきた癖が抜けきらず。これは自分の人生を生きているのではなく、周りにいいように使われてきただけなのだ。これを称して「サンドバッグ人生」というらしい。若者よ！そうした時が来る前に、カネにならなくても今のうちから趣味を持て！
（今日のおまけ）
先日、会社の現役社員からＯＢとの交流会をするとのことでご招待を受けた。去年は赤坂でゲームをしながらビルの屋上でＢＢＱをしたことを思い出す。お誘いがあればこういう機会にはなるべく顔を出すようにしている。今年は錦糸町での交流会。ただ、手ぶらではいけない。
会費とは別に、グルメ券３組分にお米券５千円をご用意させていただき、じゃんけん大会で見事に女性軍に景品が行き渡った。たまには、こういうことでもあって外出しないと女房に嫌がれる。
交流会終わってみれば、ベロベロバー！！で意識不明。どう帰ったのか帰り道さえ覚えていない。
