Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

パッケージ販売

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 隣の奥さんが、困り顔で我が家にお詫びにきた。理由を訊くと「車庫入れの際に我が家の車のバンパーを擦ったので、保険屋から当方に連絡がくる」という。そんな必要はないとやんわりと断った。カスリ傷程度の事故はお互い様だ。むしろ、保険事故によってそれまでの無事故等級が3~4ノッチ引き下げられる。今の保険料に戻るまでに3~4年もかかることを説明し、事故扱いにしないように取り計らってあげた。後に、旦那さんと一緒に菓子折りと2万円の商品券を包んで改めてお詫びにきた。

 

 この1件、女房は違った考えを持っていた。「それは先方の申出どおりに素直に保険事故にするべき」だと。その理由を問い質すと「互いに厄介になるから、保険事故にして後くされのないようにとの先方の気持ちを斟酌すべき」だという。それは一理ある。でも、当事者が責任を感じお詫びにきているのだから、そんな気持ちを汲んであげたかった。世の中、トラブルが起きるたびに警察、保険会社、弁護士、専門家に丸投げする傾向にある。よって、当事者の話し合いや交渉・解決能力が欠如し、よって、心の機微にも疎くなる。いまの世はこんなにドライなのかと考えさせらる場面は、どこにでも溢れている。

 

 さて、この自動車保険に代表されるように、事故対応時の代車、交渉、示談、ロードサービス等さまざまなオプションがパッケージングされ販売されている。先日も自動車保険料(任意)が高いと保険屋にクレームをつけ、事故後の弁護士サービスやロードサービスを外して、いくらかでも料金を安くするよう懇願した。結局、当該プランはセット販売なので外せないという。

 

 わが屋の自家用車はJAF会員対象なので、ロードサービスはもとより一部事故対応も処理してくれる。JAFの年会費、自動車保険の年間保険料。知らないうちに要らぬサービスが増え結構高いコストをあらゆる場面で二重に負担させられている。もう一度、そなたも、こなたも家計の支出を見直した方がいい。

 

 余談だが、その後、保険屋がレンタカーサービスの登録(無料)さえしてくれれば、年間5千円値引くといってきた。一言いえば、いくらでもコストは削減できる。

 

(今日のおまけ)

 今月上旬、北海道富良野のメロン農家のメロン6,600個に除草剤が撒かれ、悪魔の所業と題して年商1億円を挙げていた寺坂農園が大打撃を喰らったことは記憶に新しい。同業者の怨みか、他ブランドの生産優位を狙った犯行は未だ薮の中だ。

 

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 農作物は自然との闘いであり、天候次第で豊作の年もあれば凶作に見舞われることもある。手塩にかけて育てた園主の気持ちはいかばかりか?作物泥をはじめ、そんな短絡的で稚拙な犯罪が最近多すぎる。たぶん、この犯罪、犯人が狙ったような結果にはならないだろう。

 

 全国各地で「寺坂の富良野メロン」を救おうとか、応援しようといった機運が高まり、来年は高値でも当該園のメロンを購入するお客が、きっと増えるに違いない。まあ、当方は、高値の富良野メロンは諦めることにして、ジンジャエールを飲みながらきゅうりでもかじれば「メロン風味」だけは味わえる。一度お試しを。