Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

臓器移植

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    親しくしている知人から、一通のメールが届いた。公開には躊躇う部分があるが、似たような環境下にある当方としては他人事ではない。

 

 当方の持病もそうだが、まず、総合診療で診断を仰いだうえで受診医療先を決めることはまずない。つまり、頭が痛ければ内科か脳神経外科で見てもらい、手先が痺れれば整形外科や神経内科を受診する。でも、その原発が何なのか?

 癌が遠隔転移して症状が発現することもある。大げさかも知れないが初診をどの受診科で診てもらうかによって、その先の治療方法や患者の寿命さえ違ってくる。

 

 彼の妹さんは、腎臓病を患い治療のため対症療法の血液人工透析の道を選ばず、積極治療である「腎臓移植」の道を選んだ。ドナーは妹さんの夫であり、レシピエントは勿論妹さんだ。

 

 以下、知人からのメール(原文)を一部加工して、敢えてここにご紹介する。

 

 「こんにちは、暑いね!こちらは朝からクーラーを入れっぱなし!腎臓移植をした妹が、この間、急に具合が悪いからとの連絡があり、当日の午後10時頃に移植手術をした大学病院にドナーの旦那と私達夫婦と一緒に車で連れて行った。体温は40℃以上もあり、妹の体は悪寒で激しく震えていた。夜間の緊急受診ということもあって、検査入院したのは明け方近くの午前4時過ぎ。症状が落ち着いたので一旦、私どもは自宅に帰宅。翌日の夜中に再び、旦那から『大学病院から連絡あり、呼吸困難に陥ったが酸素吸入措置をしたので心配しないよう』にと連絡あった。ところが午後10時過ぎになって大学病院から『すぐ来るように』との危篤状態であるとの連絡が入った。慌てて駆けつけると主治医から細菌が血管に入ったため、『非常に厳しい状態で延命処置についての承諾書にサインと捺印を・・』との説明。その説明を受けて、これは葬儀になるかと覚悟も決めた。深夜になって、遠くに嫁いだ妹の娘が駆けつけ、妹(母親)に声をかけると、その途端、不思議なことに話が出来る状態にまで快復。それから10日ほどして無事退院。その時の様子を妹に聞くと『昔、住んでいた実家で、すでに亡くなった懐かしい人達と遊んでいたら、急に自分の娘に手を掴まれた気がした。そしたら遊んでいた人達が一瞬に消えて、気が付いたらこちらの世界に帰ってきていた』、妹の娘が駆けつけるのが少しでも遅ければ妹は今頃三途の川を渡ったかも?何はともあれ元気になりホッとしています。徳さんも熱中症にならないようお互いに体をいたわりましょう。では、またお会いできることを楽しみに・・・」

 

(今日のおまけ)

   知人の実体験のメールだけに、言葉には表せない鬼気迫る感覚だ。こんな話をこれまでにもよく聞いた。2011年3月11日に発生した東日本大震災での鈴体験「魂でもいいから、そばにいて3.11後の霊体験を聞く」奥野修司)を読んだ時と同じく、このメールを読んだ時も胸が詰まった。