Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

泡を喰う

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 これだけコンプライアンスをはじめ、共謀、特定機密情報や個人情報などについて、やかましくなると、運営する側も対象となる側も双方が息苦しくて、やりきれない。だから両者ともに、大胆な発想、応用力や柔軟な思考など産まれて来るはずもない。

 

 サラリーマン時代に監督当局から、規則は?要領は?マニュアルは?と追究され。手当たり次第に作り上げた。作るのも難儀だったが、いざこれを運用しようとすると、どうにもこうにも使い勝手が悪い。マニュアル如き教本がない時代の方が、むしろ仕事が円滑に進んだ。作って作りっぱなし。オペレーターの視点が抜けているものだから、ただのお飾りでしかない。「仏作って魂入れず」。

 

 2年後、監督当局が再来して、制定した多くのマニュアル類をみて「流石にこの限られた期間で、微細によく作り上げましたね。」とお褒めの言葉をいただけるかと思いきや「これらのマニュアルは有機的に関連しながら、現実にワーク(機能)するんですか?」と、するどい指摘。

 

 欺瞞、傲慢、おごり、形式テンパイ、一夜漬け、外見主義、取り繕い、見掛け倒し、社会や組織の締め付けが強ければ強いほど生きにくくなるが今の世の中。だが、政治は別だとお考えの先生方。ほらご覧のとおり都議選で足元を救われたでしょ!「いわん、こっちゃないでしょ」これぞ自業自得に自明の理。

 

 「ポンプアップシャンプー、いつのマニュあら口から洩れて泡を喰う!!」(写真:いやらし徳兵衛のお出掛け用洗面道具セット)

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(今日のおまけ)

 携帯がこれほど普及しなかった時代にユニクロ柳井正社長)のある店舗の店頭で母子連れのうち、子供が転んで口の中を切った。かなりの出血量に驚いた母親が、慌ててその店舗に駆け込み「救急車を呼びたい!」と店の電話を借りようと女性店長に願い出た。

 

 にも拘わらず、女性店長は一向に電話を貸さなった。それを後日聞いた柳井社長、店舗長会議で声を荒げて「いくら社内規則にお客様に店の電話は貸さないようにと定めてあっても、時と場合による」と激怒した。そして最後にこう付け加えた「マニュアルがどういう趣旨で策定され、その背景が読めないバカは仕事ができない。マニュアル人間はバカばかりだ」だと言い放った。それ以来、ユニクロは子細なマニュアルは作らなくなった。