koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

下町慕情

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 懇意にしていた下町の海鮮居酒屋が店を閉じた。板長とは長い付き合いでメードインジャパンの先妻も良く知っている。その彼女は仕事の合間に時折、店の手伝いもしていたが夫婦のすれ違いが多く、結局、キャリア・ウーマンの道を選び単身博多に赴任した。暫く、連絡を取り合っていたが次第にお互いに疎遠になり、ある日奥さんから離婚届が届いた。

 

 それぞれの夫婦は、それぞれの事情や過去を共有している。契約結婚もあれば仮面夫婦もいる。夫婦の間が長ければいいってもんじゃない。先の店には力士を廃業したがものの働き口がなく、生活に困窮していたTさんがいた。このお手伝のTさんは板長がみるに見かねて店で雇った人だ。

 

 ある日の昼下がり、Tさんは誰も来店しない店の中で脳梗塞で倒れた。たまたまランチをしに来た隣ビルの社員が彼を発見。急いで救急車を呼んで措置し、一命はとりとめたものの退院後も右半身に障害が残った。それでも不自由な体ながら店の配膳を手伝っていた。彼にとっては1日おきの歩行訓練や入浴も大事な仕事だったが、ある時リハビリ入浴の前に発熱し、かかりつけの病院の待合室で再び倒れた。

 

 見かねた板長は決意し、それまでソコソコの入りだった店を思い切ってたたんだ。そして後妻に入ったフィリピン人と一緒に平和島の串焼屋で再起するという。その店が軌道に乗ったら収入の一部を、現在、生活保護を受けているTさんに毎月送ろうと計画している。まだ、まだ、下町には人情が生きている。そんなこともあってのご褒美なのか奥さんのお腹には、今、小さな命が宿っている。

 

(今日のおまけ)

 堂々としてりゃいいものを、コソコソするからバレるし、あらぬ疑いを掛けられたり、妙な噂が流れる。例えば、職場の男性上司と部下の女性社員が二人でランチに行ったとしよう。

 

 会社から相当遠い待合せの店に先ず女性社員が先に行き、あらかじめ同じメニューを二人分頼んでおく。10分後に上司が独りで来店したように装い彼女と同じテーブルの前に座る。限られた時間内で談笑しながら食事を終える。今度は女性社員が店を先に出る。後から上司は店を出る。そして、彼女は上司が来た道を戻り帰社し、上司は彼女がわざわざ遠回りして来た道を戻って昼休み時間ギリギリに帰社する。これが正真正銘の「ゲスの勘ぐり」。

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