koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

終わりの始まり

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 頭を冷やし、足を温めると集中力が増し、快食、快眠につながるという。足湯もそのせいで足先を温めると体の冷えが、即ち「冷え症」に効く。脳を冷やすことも同じで、これにより基礎代謝向上し、体調が快復する。ただ、高齢者の場合は代謝も悪く、皮膚感覚も弱いものだから、寒さには敏感だが暑さを感じないまま、勢い熱中症に陥りやすい。

 

 また、締め付けにも弱く、お年寄りがベルトや固い紐類を使わず、腰ゴムのついたジャージやモンペ類を好むのもそのせいだ。親父が生前そのゴムも嫌で、ゴムを切ってスズランテープを腰に巻いて過ごしていたことを思い出す。みすぼらしく、哀れに見えた風体に言葉もなかった。それでも、お袋が入院中は、それまで家事に一切手を出さなかった親父が、洗濯や食事の支度を独りで黙々と熟していた。そうさせざるを得なかったことに子としての責任もある。

 

 今や親と同居する家族は少なく、そうした不安は何処も同じだ。子供たちが巣立った後、いよいよ今度は自分の番だと「終わりの始まり」に心配がないわけでもない。TVのドキュメントで10歳以上の年下の女性と結婚し、老後は奥さんに世話をしてもらえると思いきや奥さんは50歳にして他界。その後ご主人は、絶望や喪失感から食事もろくにとれず、家から一歩も出ることもできず、心身ともに衰弱していく姿は哀れだった。「弱きかな、汝の名は「男」なり。」

 

 連れ合いを亡くした男は惨めだ。映画「家族はつらいよ」の中でも、熟年夫婦の旦那さんが奥さんの誕生日を忘れていて、慌てて「何が欲しいかと尋ねる」と奥さんが「450円下さい」という。「なんだ、それは?」と聞き返すと、やにわに離婚届を差出し「届出手数料が450円なの」と答える。旦那さん「ウソだろ、冗談だろ?」と問いただすのだが「私、本気なの・・・。」切返される場面を思い出した。今、思っても笑うに笑えないシーンである。

 

 「恋人(連れ合い)と別れて初めて知りたる(妻)の味。」やはり自立、自活力は必要だ。今夜は足を温めてぐっすり寝ることにしよう。

 

(今日のおまけ)

 突然の失業、失職もそうだ。失業したことを奥さんや子供にも言えず。ご近所にも悟られないように毎朝、スーツ姿で出勤のふりをしながらハローワークや図書館通いをするご主人。途方に暮れながらそれまでの帰宅時間に合わせて、ふらりと家に着く。ある時は公園のベンチで昼寝し、ある時は河原の土手で少年野球を飽くことなくじっと観戦している。厭な話だが、誰にでもいつかは必ず終わりがくる。

 

 庭の除草作業をしている市のシルバー人材センターから派遣されているお二方を見ながらふとこんなことが頭をよぎった。