koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

紋次郎

f:id:koushuya:20170601014821j:plain

 久しぶりに都心に出かける用事があったので、往年のごとく一足早く家を出た。駅前のロータリーは学生や通勤客でごった返す、見慣れた光景が妙に懐かしい。学生を両親が駅まで車で送る風景は当たり前だが、今日に限って、目の前に高級車が止まり、勤め人で奥方らしき人が後部座席から降りて改札を急ぐ。運転してきたのは、ショボクレた旦那だった。自営なのか、失業者なのかパトロンなのか、不思議なシーンだった。

   ラッシュの最中での失禁が怖くて尿漏れパットを装着し、サラーマン時代通いなれたいつもの時間にいつものホームの乗車位置で列車を待つ。この時間に先頭から2列目にいれば必ず座れる筈だった。ドアが開くと同時に、隊列とともに一気に乗り込んだが、一瞬、優先席が空いていることに目を奪われた。その瞬間、後ろに並んでいた乗客に一般席を奪われ、優先席も埋まった。完全なる「椅子取りゲーム」からの敗北だった。現役時代の身についた俊敏性や判断力は衰え、60歳半ばの齢を痛感させられた。

    先々の各駅からどっと乗客が無理やり乗り込んでくる。その昔はハンカチの広さがあれば身を保て、列車の揺れにも強かった。今朝は久しぶりの列車に揺れに弱く、足もガクガクとなった。目の前のアベックは、今にも接吻しそうな距離で互いに見つめ合い。彼女が彼の額の汗を拭いている。勿論、ご両人とも片手は握り合っている。それを凝視している徳兵衛。隣の乗客は、そんな光景には全く興味がなく、無表情で黙々とゲームに興じている。

    拘わらない、関わりたくない、興味もない、知りたくもない。これが今の風潮で、感情剥き出しにガツガツせず、口も出さず首も突っ込まない、木枯し紋次郎に「あっしにはかかわりのないことでござんス!!」が今の世相のようだ。会社でも学校でも地域でも拘わらないことが美徳のようだ。このまま咎める者がいなければ、そのうち日本も、かの国のように列車内でテーブル囲んで宴を催し、人目もはばからず用を足す乗客が続出する日も近い。

   サラリーマン時代は苦にならなかった時間が、これほど長く辛い時間はなかった。早々に用事を済ませ、帰宅ラッシュに遭わぬよう家路を急いだ。

(今日のおまけ)
 いいとも学園、賭け学園と今や世は「学園天国ならぬ学園地獄」。その学園問題で一躍、時の人となった官僚トップの前田元事務次官。「現役時代に新宿歌舞伎町の出会い系バーに頻繁に通っていた」とのリークがあった。これに対して当人は「女性の貧困実態の調査だった」と弁明した。


 自らを貶めるかのような弁解をしたのはどうにも解せない。高級官僚としてもっと気の利いた釈明もあったのだろうが敢えてそれを口にした。官邸への意趣返しなのか、文教族議員へのサインなのか、はたまた現場を預かる現役官僚へのメッセージなのか。真相は薮の中だが、彼の言動を忖度しドキュメンタリードラマは第2幕へ。元TBSワシントン支局長山口敬之のレイプ疑惑といい、一連の出来事がどこか一点で繋がっているかに見えて仕方がない。