koushuyaの徒然日記

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

ぶらりひとり旅

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 風雪ながれ旅ではない。自前の病院も持つ東芝債務超過上場廃止になろうとしているのにこの電機メーカーは健在だ。このメーカーが持っている総合研修所は一年に1~2日に限って庭園を公開する。ここまで来るには相当の距離と時間を要するがいった甲斐はあった。

 

 もともとこの庭園は、大手海運会社の社長の別荘。その昔は文豪たちの別荘、料亭旅館や古墳群が連なる小高い丘の上にある。地元でも隠れた景観資産として知る人ぞ知る名所らしい。当日は地元ボランテアが案内役となり、いたるところで道案内や歴史を語ってくれた。

 

 昭和の初期に築地の料亭「とんぼ」が料亭旅館「みどり」を経営。離れの座敷は自然林の中に点在し、不思議なことに鳥の名がついている。村山貯水池に界隈に「ひな鳥山」という囲炉裏を囲んだ戸建ての離れの施設に似ている。ここも不思議なことに鳥の名がついている。「鳩」、「鶴」、「鴨」それに「ほととぎす」だ。

 

 この「ほととぎす」は海運社主が母屋として使用されていたが、研修所になってからは、俳句、座禅、茶道など「和の文化」に触れる場、人格形成の場として長く利用されてきた。かの吉屋信子も執筆に使ったらしい。

 

 こうした緑多き自然林の中にコーテッジ風の建物が点在する。今やどの企業も経営効率化、維持費の削減を謳い、保養所や研修所を切り売りしている。箱根などには過去企業が所有していた保養所などが、立地の良さを後押しに「○○の里」と称して、一般人の格安宿泊施設として人気を博している。でも、詰まるところ「教育は環境」によるところが大きい。「ゆとり」がなければ存分な教育など叶うはずもない。

 

(今日のおまけ)

 このイベント、ボランティアが切り盛りしていたが、高齢の男女が多かったが、プロフィールを聞くと名だたる企業OBの男性もいて、書家や華道を嗜んでいる女性もいる。オカリナの合奏、食事の配膳など、忙しい中にも彼らに不思議と余裕やゆとりを感じた。

 

 品性、品格や人格は、自然とそのしぐさに滲み出る。素敵なお帽子がお似合いの小奇麗なボランティアのご婦人に、当方の写真をお願いしたら快く引き受けてくれた。会社勤めをしていたあの頃のギスギスした人間関係は何だったのだろう。清々しい五月晴れの空に、帰路の足取りも軽かった。

 

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 帰宅して写真をよく見たら、明らかに左顔面が腫脹している。