Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

シーズン・ストック

f:id:koushuya:20170502100732p:plain

 季節商品の意味である。夏であれば、ビール、半そで、水着、扇風機、蚊取り線香や風鈴などが対象である。夏が暑く売れ筋の季節商品を予め大量に仕入れておく。それが予想に反して冷夏ともなるとこれらが在庫商品(デッド・ストック)となって、旧盆あたりから投げ売りに出る。型落ち、不良在庫などもその類だ。

 

 そのシーズン・ストック、冬物としてはスノボ、スキー、セーター、コート、マフラー、ストーブや手袋などが挙げられるが、我が家のウィンター・ストックは、床暖房、ホットカーペットや温風ヒーターでもない。田舎者だから、青変わらず「炬燵」を愛用している。

 

 この炬燵、昔は掘りごたつで、炭、練炭や豆炭を燃やし暖を取っていた。炬燵に潜ると一酸化炭素中毒になるので、炬燵掛け布団や掘りごたつに頭から入ることは厳禁だ。そのことを体験上、体が覚えているものだから、その危険性を熟知している。炬燵は好きな者同士が炬燵の中で手や足を絡めるところと相場は決まっていた。

 

 以来、炭には縁があって、羽子板の勝負に負けて顔じゅうに炭を塗られたり、書道教室で悪ふざけをして師範に叱られたこともしばしば。大人になれば、焼き肉や焼き鳥には備長炭を使っている店を贔屓にしている。いまはそれが原因かどうかは判らないが、我が家では脱臭剤、芳香剤には竹炭や炭を用いる。家を持って以来そのことだけは一貫している。

 

 さきほどの、我が家のシーズン・ストックである「炬燵」。春分が過ぎゴールデンウィークても未だに鎮座したままだ。なぜなら朝夕や雨の日には重宝な道具だからだ。毎年、炬燵をしまう時期に頭を悩める。手仕舞いするときや片づける時のタイミングは、人生のお付き合いと同じで、出会うときより切り上げる時の方がはるかに難しい。

 

(今日のおまけ)
  どこもかしこもB級グルメや「ゆるきゃら」が話題に取り上げられるが、これが本来の地方再生とは思わないし、そもそも地元の人間が辟易している。GWもそうだがどっと押し寄せる観光客に、心ある「お・も・て・な・し」ができるとは思わない。ワンコインのファーストフードが手軽で旨いというが、本当の食通はB級グルメなど口にしないし本当に旅を楽しむ人は連休を利用して人がドット押し寄せるスポットには出かけない。

 

   そんなふりをしてこの連休は家でのんびりしていたのだが、こんな時に限って「鳥もつ」を食べに帰っておいでよとの弟からの突然のお誘い。よくよく聞いてみれば夫人方にご不幸があった由。1週間前に終わったのにまたもや仏事、これも世間のお義理では仕方がない。ただ、今から切符や宿が手配できるかだ・・・・さあ、どうする徳兵衛!