Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

紙一重

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 医療費の高騰により社会保険収支が急速に悪化。そこで、日本医師会が考え出したのが「がんの早期発見と早期治療」と「人間ドッグ」。両方とも社会保険が効かないものだから全額個人負担。2割、3割負担とはいかない。ペットなどは一回の検査は10万円以上する。病気でペット検査なら3割負担の3万円で済む。

 

    病気やがんを早期に発見して、治療に漕ぎつけようとするルーチンで、結局は医療機関側がもうかる仕組み。病気が心配なら早めにしようね!とういう一大キャンペーンだ。80歳に近い知人に人間ドックで5mmも満たない小さい肝臓がんが見つかった。自己免疫力が低下すると正常細胞ががん細胞化し1日、3千万個ものがん細胞が発生する。

 

 早速、知人は国立がんセンターに入院。彼は奥方様を早くに亡くし、年金だけで細々と生きているが、訳アリのご次男とご一緒の生活で、家が心配でそう長くは入院できないそうだ。開腹手術すると高齢で体力的にも危険ということで、内視鏡手術でがんを摘出する。

 

 昔なら、とうに治療もせず見送ったものが、今や、なんでもかんでも体にメスを入れる。医療の高度化により生かされてしまう命。知人は、日ごろから私に「俺は、もう年だからいつ逝ってもいいんだ」と気丈に喋っていたが、そんな彼も、医療現場の実験台に乗せられる。穏やかな余生もこれから先、病魔との長い闘いとなる。技術のために生かされてしまう人生。本当の生きざまとしては、どちらが幸せなのか、健常と病弱は紙一重だ?

 

 この季節、見方とアングルによっては、このスカイツリーも昇るだけでなく美しくも見える。

 

(今日のおまけ)

 米空母カール・ビンソンに日本の護衛艦がついて対馬海峡を北上していく。いよいよ日本の集団的自衛権が既成事実化した。中国は純国産空母を進水させ、片や米国は大陸間弾道弾ミニットマン3の発射実験をした。一方国政に眼を転じれば安倍一強をつくったのは、だらしない民進党を中心にした野党の責任ともいわれている。国内ジャーナリズムは地に落ち、森友問題は一向に解決に向かず、真相は何処まで行っても闇の中。

 

 その一方で「共謀罪」が成立しようとしている。追跡、監視と盗聴が横行し市民は物が言えないから委縮するしかない。保有で山菜やキノコを採っても犯罪を企図とすれば共謀罪が成立してしまう。そんな国内事情を知ってか知らないのか、こんなことをしていると、そのうち隣国からミサイルが飛んできて、国内が騒乱状態になるかもしれない。