いよいよ汗ばむ季節の到来だ。汗臭さ、体臭が蔓延する季節だ。8×4やバンがなかった時代は、デオドラント効果の大きい焼きミョウバンを脇にふりかけて出勤した思い出がある。
さて、今日はそれに近いお話で、下着のお話。読者の方にはまだ現役でお勤めをなさっている方も多いだろう。時に、職場に限らず周囲でも何気ないオヤジの生態を女性は欠かさずチェックしている。一度オヤジ認定されたら、これは二度と覆ることはない。そこで、貴殿に質問である。特徴的なのが白いワイシャツの下に着る下着で貴殿のオヤジ度が決まる。
拙者、徳兵衛、会社勤めを終えたので冠婚葬祭以外は、今は滅多に白Yシャツは着な いが、当時、夏は速乾性のあるVネックの白のTシャツ下着(襟元を開けるので丸首は不可)。冬は白のヒートテックが定番だった。
さて、貴殿なら白いワイシャツの下に何を着る?①白いランニング、②何も着ない(乳首が透ける)、③着古したTシャツ。
ワイシャツの下に何を着るか。男にとって永遠のテーマでもある。しかも20代女性は猛禽のごとき目で何を着ているかをチェックしている。このうち、ぶっちぎりでオヤジと認定されるのは、②の「何も着ない」で、8割以上がダメ出しし、どんなイケメンでも拒絶反応を示す。昔、中学の保健体育の女教師が云ってたが、裸にYシャツは下着の汗の吸収効果を放棄しているから必要以上に暑さを感じ、そのうえ体にべたっと貼りついたYシャツは細菌類が繁殖する温床になると教わった。
それでは何を着ればいいのか。①の「ランニング」はやはり7割以上の女性がオヤジと認定したが、何も着ないよりはマシらしくオヤジ認定度は多少下がる。ただ、ランニングショルダー幅によってオヤジ認定度はさらに引き下がる傾向にある。このため、下着にはタンクトップの類がよさそうだ。 そして、③の「着古したTシャツ」は柄が透けていてもオヤジ認定度は5割以下となる。いずれにしても、ワイシャツは、下着が判らないような透けにくいものを選びたいものだ。
(今日のおまけ)
白にしても柄物にしても、Yシャツそのものが下着である。したがって英国紳士は、人に会うときはYシャツ姿ではなく必ず上着を羽織る。よもや、Yシャツ姿で腕まくりでもしたら、それは相手に「喧嘩を売っている」ことの意思表示。くれぐれも若いサラーマンお気を付けくださいませ。
若かりし頃、山道具が高くて買えなかった。100%純毛のオヤジのラクダの股引とシャツを寸借した。多少、ガサばったが着心地は抜群で雨で濡れても体が冷えない。綿製ではそうはいかない。夏の麻のステテコに並んで男にとっては2大アイテムだ。やはりどの商品を選ぶにしてもデザインや色より機能性を重視するに限る。