観月ありさの「ナースのお仕事」ではなく「お金のお仕事」。お暇に任せて自治会の会計を引き受けたのが昨年の春。期末が近いため、会計監事による監査を受けることとなった。大した規模の金ではないが会員からの会費で成り立っているわけだから粗雑には扱えない。例え、1円違算があっても間違いは間違いだ。
時間があって、厳格な金銭感覚でないと会計なぞといった役割は引き受けられない。それほど、徳兵衛が誠実かつ信頼されているとは、自分自身でも信じられない。
会計担当は扱っているのが商品ではなくお金だから、自分のお金と預かっている現金との区別がつかない。商品であれば棚卸をして在庫が足りなければ、万引きや窃盗にあったということになる。お金は寸借しても後でポケットマネーで補填しておけば、まず跡は残らない。
金融機関に不祥事が絶えない根源はここにある。お客から預かったお金を自分のお金と勘違いして遊興費や借金の返済に費消してしまう。厄介なことに一度手をつければ、二度、三度と手を染めてしまうのは薬物中毒と同じだ。勘定の上では数字を合わせて、黒字になっていても見合う現金や資産がなければ「黒字倒産」だ。勘定足りて金足りず。愛情が足りても金がなければ、どんなに中の良い夫婦も生活が成り立たず「相愛離婚」となる。もうすぐバレンタインデー、男女のラブゲームのはじまりだ。
(今日のおまけ)
このパソコンのタッチパネルが利かなくなった。ヒューマンタッチインターフェースデバイスを見てもプログラムが見つからない。OS(Win8.1)の更新時に本機との相性が悪く、プログラムが飛んでしまったようだ。調べてみると、周囲で時折こういう現象が外にもあることが判った。
このままでは、初期化やリフレッシュせざるを得ない。そうすればアプリケーションの再登録やデータバックアップが必要で煩瑣な作業となる。タッチパネルは便利な機能だが一度ひねくれると元には戻らい。もともとそんな機能はなかったことを思えば、しばらくこのままで使い続けてみよう。隣にいる古女房のように。