Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

WindowsXPの再就職

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 中高年の再就職が深刻化しているなか、突然、あまり近しくない知り合いから「会社勤めをしないか?」との誘いがあった。一瞬耳を疑った。一度、リタイアした消費期限切れの徳兵衛、気力もなく闘病中のため、やんわり「オ・コ・ト・ワ・リ♡」をした。それでも先方は強引に誘ってくる。「週2日の出勤でいい。」、「雇用期間中、持病が悪化して通院、入院、手術も構わない」と、好条件の提示だ。

 

 確かに、そこそこ蓄えはあるが、散歩がやっとで毎日ルーチン作業のない徳兵衛にとっては、身心ともにリフレッシュできる良い機会かもしれないと思い、1年だけのお約束で、春先から老体に鞭打って都心の彼のオフィスまで通うお約束となった。

 

 もう次はないと思っていた何年かぶりの通勤ラッシュに会うことになる。満員電車に体が耐えれるか?孫もいるというのに、この歳で痴漢の嫌疑で捕まったらどうするか?職場の仲間と上手くやれるか?いただける予定の月のお給金は年金受給額の1/3にも満たないが、それ以上にそのことが不安になった。まるで新入社員時代と同じように緊張感が沸いてくる。なぜ、こんな話が舞い込んでくるのか理由は判らない。自身の病気のことを紛らわせるかのように、あと一年くらい働いてみたらと言わんばかりの天のお仕組みなのかもしれない。そのことは、後で彼に聞いてみることとした。

 

 仕事の内容は、まだ分らないが、内容が気に食わなければ途中で辞めればいいと思えるのが当方の強みだ。現役時代の最後のパソコンのOSはウィンドウズXPだったが、再就職してもなお、ウィンドウズ10(最新の窓際族)と揶揄され晩節を汚すようなことだけはしたくない。

 

(今日のおまけ)

 「最近の若者は・・・」とは、徳兵衛もその昔、散々云われてきたが、特に最近は、❶.自分のすべてを受け入れて欲しい、❷.自己肯定感は強いのに自信はない、❸.頑張りたくないけど幸せになりたい、といった身勝手な傾向が一段と強いらしい。そして、その原因は、価値ある経験が乏しいことにもあるが、何よりも親から子へ、先輩から後輩へ、高齢者から若者への文化や風習の伝承が無くなったのがその元凶だ。

 

 「お宮参り」に「床上げ」の意味をある居酒屋で隣にいた若者に、何のことか試しに聞いてみた。「お宮参りは、仲間が喧嘩や争いで傷つけられたときにその相手に仕返しに行くこと。」、「床上げとは大掃除をするために畳の下の床板を上げること。」と、笑えるに笑えぬ答えが返ってきた。そして、正解を教えると、最後に「あ〜あ!オジサン、今の世の中めんどっちいね!?」だと。これが現実。

ご存知ないお若い方に正解は、❶出産後30~33日後に無病息災をお願いに神殿にお参りすること。お礼参りではなくお宮参り ❷病気が治癒したり、病院から退院して病気平癒を祝う。快気祝いをいう。床上げ、でした。